ドーナツと菓子パン■カランツの焼きドーナツ脂肪の過剰摂取による子供の肥満が社会問題になっているということから考案したという焼きドーナツ。全粒粉を使うことでより健康的になっています。
■全粒粉のレーズンガレット タルトのように見えますがイーストを使っています。デザートにするほど甘味もないので朝食にカプチーノに合わせていただくのが良いそうです。バター、卵、牛乳の入った生地をフラットに焼いてオレンジジュースで伸ばしたレーズンペーストをはさみ、バターと大粒の白ザラ糖を振りかけて焼きます。生地に入ったレモンゼストがアクセント。レーズンペーストの甘酸っぱさが全体を引き立てていました。一味違ったこうした菓子パンもいいものですね。
パン屋さんの焼き菓子発酵させないスウィートなアイテム。どれも、日本のパン屋さんの棚にぜひ置いてもらいたいものばかりです。■ヘルシーフィッグマフィン
バターの代わりにキャノーラ油を、牛乳の代わりに豆乳を使用し、粉は全粒粉100%、卵は卵白のみ、少量の砂糖で作るマフィン。ベーキングパウダーを使うので、このページではお菓子のくくりにしていますが、朝の食事にもよさそうです。
以上イチジク、クルミ、レーズンを使った12種類のパンと焼き菓子が紹介されました。 イチジク、クルミ、レーズンは砂糖や油脂をたくさん使わずとも甘味やコクなど味に奥ゆきを出してくれる素材です。セミナーを主催したダイヤモンドフーズ株式会社、サン・メイドレーズングロワーズ社、バレーフィッググロワーズ社は世界的ブランドで100カ国以上に輸出しているといいますが、日本は最大の市場なのだそう。これら健康志向の人気素材を使ったパン、なかでもまだ日本では見かけることの少ないタルトのようなガレット、ちょうどいい大きさのトーストになるイングリッシュマフィン、食事にもなるアメリカンマフィンが日本のパン屋さんで普及する日を思うと、とても楽しみです。 【関連記事】第15回アメリカンベーキングセミナー |
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