1周100円、携帯電話で水を贈る「RUN for WATER 2010」
携帯電話から電子マネーで募金 |
チームも大会もひとつの目的を持って成し遂げたゴール |
「国立競技場を走れた」ことに感激した参加者も多かった |
世界には水不足に苦しみ亡くなっていく子どもたちがたくさんいます。その数は5歳未満の子どもだけで毎日3800人にも達します。そんな子どもたちをランニングで救おうというチャリティランニングイベントが、国連が定めた『世界水の日』にあたる3月22日、65チーム220名の参加者によって国立競技場を会場に開催されました。
この大会は2~5名でチームを構成し、90分間トラック周回リレー(一人何周しても何回出ても可)を行うというもの。1周ごとにおサイフケータイをタッチして100円を募金というユニークな方法で行われました。90分間の周回総計は1466周、146600円が募金されましたが、これにより58640日/人分のきれいな水を贈ることができるそうです。
参加した方は、グループだけでなくファミリーも。単に走るだけでなくチャリティだけでもなく、好きなことをしてそれがチャリティになるならとてもうれしいと多くの参加者が口にしていました。走る目的はランナーによってそれぞれであり、一つの大会の参加者の思惑はさまざまであるのが普通ですが、共通した目的のためにみんなが集って汗を流すことで、会場にはとても和やかな空気が漂っていたように感じられました。
ランニング途中の通信、情報収集、アドバイスを受ける、支払いするなど、携帯電話とランニングの関係が濃密になっていくようです。