迷える初心者ランナーにリアルタイムでコーチ

腕のベルトに取り付けたぺーサー。ぺーサーにはリップが付属
腕のベルトに取り付けたぺーサー。ぺーサーにはリップが付属
ストライドセンサーも超小型で走りを妨げない。センサーをシューズ内にセットできるシューズも新発売された。この他にハートレイトモニターが付属する
ストライドセンサーも超小型で走りを妨げない。センサーをシューズ内にセットできるシューズも新発売された。この他にハートレイトモニターが付属する
コーチングに従ったトレーニング記録。イエローゾーンが終わった後「コーチ」にスピードダウンを支持されたが、かえってスピード上げた痕跡がくっきり残っていた。ダメな生徒です
コーチングに従ったトレーニング記録。イエローゾーンが終わった後「コーチ」にスピードダウンを支持されたが、かえってスピード上げた痕跡がくっきり残っていた。ダメな生徒です
レースを指向するモードを選ぶと、その人の実情に合った大会の日までのトレーニングメニューが示される
レースを指向するモードを選ぶと、その人の実情に合った大会の日までのトレーニングメニューが示される
ランニングを始めるのは、特に難しいことではありません。誰でもかけっこをした記憶があるでしょうから。ウエアやシューズもサイトをみたり、ショップに行けば外れなく揃えることができます。しかし、どんな練習をしたらいいのか、これに戸惑う初心者の方は少なくないようです。たとえば以下のように。

「ジョギングって、いったいどのくらいのスピードで走ったらいいの?」
「ビルドアップやインターバル走ってどんな走り方?」
「そもそも、私はどのくらいの速度でどのくらいの距離や時間を走ったらいいの?」

ランニングガイドブックを見ると練習メニューが載っていますが、ランナーの体力も走力も条件も目的もそれぞれですから、なかなかぴったりと一致したメニューに出会わないのが実情です。アディダスがランニング初心者927名を対象に行った調査でも、ランニングについてもっと知りたいこととして、「走り方(ペース配分や距離、フォームなど)」43.6%、「目標の立て方」21.0%、「目標を達成するためのアドバイス」16.6%などを上位項目に上げています。まさに迷走ランナーが大量に生まれているのです。

そんなランナーを対象に個々人の体力や目的、条件に対応するコーチング機能を持ったトレーニングツール『miCoach』がアディダスから発売されました。

miCoachは、ぺーサーがハートレイトモニターとストライドセンサーから情報を取得し、予め入力しておくとその人の体格・年齢やランの目的に合わせたコーチングアドバイスを、音声で走行中にリアルタイムでランナーに伝えるというもの。

ランの目的としては、マラソン完走やダイエットなどから選びます。レースでのタイムアップが目的なら出場予定のレース日を入力、週間に走れる曜日などを入力すると、トレーニングする日、距離、トレーニング内容などが示されます。それを聴きながら走ると、走行中の速度の上げ下げなどを音声で指示してくれます。

心拍トレーニングの利点は誰もが認めるところですが、その難しさは異なる条件を持った各個人の心拍数を、どのレベルに設定するかということ。とても数式だけで決定できる物ではないのです。それをマシンが情報解析し音声で指示してくれるわけで、心拍トレーニングについて知らない方でも活用できるという、まさにお助けアイテムといっていいでしょう。

大会出場は決めたものの、どんな練習をしたらよいのかわからない、ダイエット目的でランニングを初めてはみたものの、どのくらいのスピードで走ると効率が良いのか、どのくらいエネルギーを消費したのかわからないというようなランナーには最適のアイテムです。ただ、もっぱらその日の体調で柔軟にトレーニングメニューを組み立てるというようなベテランランナーの要求や、走るコースがアップダウンが多いトレーニングなどには対応しきれない部分もあります。

データは、ネット上のmicoach.comと同期し、トレーニングの進捗状況を把握でき、その進捗状況によってメニューも変化していきます。進化の様子をよく確認できます。

ぺーサーにはMP3プレーヤーを接続可能で、多くの汎用オーディオプレーヤーを併用して音楽を楽しみながら音声コーチを受けて使用することも可能です。おひとり様ランニングには、絶好のパートナーになってくれることでしょう。

音質にも使用感にも優れたランニング専用イヤホン

精悍なイメージのデザイン。使用感も良く、愛用してます
精悍なイメージのデザイン。使用感も良く、愛用してます
ドイツの高級マイク、ヘッドホンメーカーであるゼンハイザーがランニング用ヘッドフォン4種をアディダスとの協力の下に新発売しました。発売モデルは耳の穴に差し込むイヤーカナルタイプの「CX680 Sports」(8500円)、イヤフォンタイプの「MX680 Sports」(5000円)、クリップオンタイプの「OMX680 Sports」(6000円)、ネックバンドタイプの「PMX680 Sports」(6000円)の4種で、いずれも黒×黄色のアディダステイストのデザイン。その中で、「PMX680 Sports」を試用したのでレポートします。

ランニング用イヤフォンというのは、おそらく求められる機能を満足させるのが難しいアイテムだと思います。外れにくく、使用感を感じさせず、走っていても風切り音がせず、そこそこ外部の音が入りそれでいてしっかり音を聞かせる。さらに汗対策として水濡れに強い、という性能が要求されます。これまで使った中には、汗でショートし、耳の中でビリついたなんていう製品もありました。外部の音が聞こえ防水性能も優れているという製品は、走ると風切り音が大きくて使用を諦めたモノもあります。インナータイプでは、長時間走って使用していると耳が痛くなってくるという製品もありました。

ネックバンドスタイルのPMX680Sportsは、そういう難しい条件をすべてクリアしています。耐汗、耐水能力を持ち耳にフィットするエルゴのミックネックバンドは、耳から外しても簡単に首にかけたままにしていられます。音質は音源が耳から離れているような感じですが、結構ダイナミックでそれでいて音漏れは少ないように思います。

また、プレーヤーを腕に付けてもポケットやウエストポーチに入れてもよいように本体のコードは短く、ボリューム付き延長コードで長くするようになっています。コードも強度としなやかさのあるデュポンケブラー加工ケーブルで信頼できます。クリップや代えパッド、キャリングポーチも付いており、使用環境を選ばないランナーの要求を十分満たしてくれる製品だと思います。