アシックスストア原宿に画像解析装置
まず3D足型測定器で、足の長さ、幅、アーチ高、型などの立体データを計測。これはアシックスストア東京にもある |
一足早くプレス公開日に体験したのでその報告をしましょう。
設置状況は、以前紹介した原宿店の「STATIC FOOT ID」のコーナーで、見た目はほとんど変化無し。「STATIC FOOT ID」は原宿店に限らず、東京・銀座のアシックスストア東京にもあります。足型の3D測定器とランニングマシンが備えてあり、足型を測定分析し、実際にランニングマシンで走り、そのビデオとスタッフの目視、さらに客からの希望や情報を加味して適当なシューズを選択推薦するというサービスシステムです。
着地動画をコンピュータ解析
アシックス スポーツ工学研究所の田川武弘さんが解説 |
着地時の動画をどこまで客観的に捉えて分析できるかが、プロネーション解析のキモであり、そこから製品と客とをマッチングさせるわけですが、サイズや型はいいとして、プロネーションに限っては従来の方法ではどうしてもスタッフの経験や勘に頼る部分があったそうです。
これを客観的に「ゲイト(足取り)アナリシス」によってプロネーションのタイプだけでなくその程度についても、動画分析コンピュータソフトによって判定結果を出します。
特製のシューズでプロネーション角度を算出
わざわざごくシンプルに作られた分析のための専用シューズ。もちろん多くのサイズ(22cm~32cmまで0.5mm刻み)が用意してある |
この測定装置、専用ソフトを使用し使い勝手がいいということで、測定時間もほんの5分程度で終了しました。結果は、やはり左足にわずかなオーバープロネーション傾向がみられ、右足はニュートラルということでした。
先日、NHKの番組でもプロモーションを取り上げていました。プロネーション対策を施したシューズを履くことによって、オーバープロネーションが見事に矯正されている画像を放映していましたが(アシックスラボの車山さんが解説に出演していました)、「DYNAMIC FOOT ID」によるデータがあれば、気分や感ではなく、自分の足に合い着地にも合った故障予防シューズが間違いなく選べるようになります。
有料だけどシューズ購入でバック
「DYNAMIC FOOT ID」による測定は有料(2000円)ですが、計測店舗(ということは原宿店)で1週間以内にシューズを購入した場合は全額キャッシュバック(対応期間は1週間、在庫がない場合は期間延長)ということです。「ASICS FOOT ID」が設置されるのは、日本では原宿店が最初ですが、海外ではすでにニューヨークで稼働しており、今後ロンドンでも展開の予定とのことでした。
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