参加者は60歳代中心!? 走れるか?
高齢者の方も、肥満気味の方もジョギング2~3kmをまじえて5km弱を完走 |
想像してはいたのですが、参加者の年齢層は60歳以上が中心。それに次ぐのが50歳代。40歳代はぽちぽち、それ以下は皆無というような層で、ファミリー参加がなかったのが予想に反していました。
過去1年間に100m以上走った人はひとにぎり
紹介を受けた後、いよいよ講習です。ジョギングになじみのない方が多いと思われ、最初に過去1年間に、100m以上続けて走ったことがある方に挙手をお願いしたのですが、手が上がったのは5人ほど。走る環境には恵まれていますが、わざわざ走る必要なんてないですからね。安全第一、ストレッチングと水分補給は必須
中高齢者が多い場合、ストレッチングだけでなく運動の前後の水分補給が大切。タンパク質の摂取量が減っているので、対筋肉疲労にはBCAAの摂取が有効だ |
寒い日でもあったので、ストレッチングとウォーミングアップは十分に。また、お年寄りが多いと水分不足になりがちなので、筋肉疲労対策も兼ねて提供されたアミノバリューの効果と飲むタイミング(運動前、中、後に飲むといい)を伝授していよいよスタートです。
ウォーキングからジョギングへの移行を違和感なく
ウォーキングとジョギングの大きな違いは、脚の使い方にあります。ウォーキングは脚の運びだけで体を推進させます。一方、ジョギングは脚の運びだけでなく、路面からの反発を利用します。路面からの反発があることによって脚の運びを早めることができます。逆にいうと脚の運びを早めることによって路面の反発も生じます。
脚の運びを早めるのをサポートするのが腕の振り。ピッチを早めるためには、腕を折りたたんでいた方が効率的なので、腕を折り曲げて振ることになります。ウォーキングで腕を折って振るのは競歩的にピッチを早めるときで、一般的には腕を意識的に直角以上に折り曲げて振ることはありません。
腕の振りの違いは、ウォーキングとジョギングの違いとしては付随的なものですが、路面の反発を受けるか否かは、決定的な違いだということができるでしょう。
この違いを実感してもらうために、まず背筋を伸ばして立つ、腕を構える、そのまま腕振りをする、足踏みをする、徐々に腕を早く振る、それにつれて足踏みの脚の動きが早まっていきジョギングのようになる、そこでちょっと前に体重を移動する……というようにしてスロージョギングに移行してもらいました。