マメができそうなときの感覚を知る
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暑いときは特にマメに注意を。北海道マラソンではバンバン水をかけて走ったせいで無事だった。今年は資格制限タイムが緩和されて人気になりそう |
足に注意を向けていれば、マメはできる前にわかります。熱を帯びたような痛みを感じてきたら、そのまま走り続けた場合必ずマメができると考えていいでしょう。原因が靴紐の締めすぎにあると思えた場合は、走りながらの解決策はないので、思い切って立ち止まり靴紐を調節しましょう。
完走狙いならならスピードダウンで調節
靴紐の締め具合に関係ない原因が推測される場合で、記録や順位に固執していないレースならばスピードダウンすることです。摩擦熱の発生を減らすのが狙いです。
トレランなどであれば、休憩時にシューズ、靴下を脱いで足を冷水や冷たい石の上に置くなどして冷やします。靴下も替えがあれば乾燥したものに替えます。なければ日向に置いて風を送り乾かすようにします。
足に水をかけて冷やす
ストップできない場合の手段としては、水をかける方法があります。水たまりでもあればザブンと足を踏み入れます。本当は足は濡らさない方がいいのですが、マメの痛さを選ぶか、足を濡らして痛みを抑える方を選ぶかとなれば考える余地はありません。給水所があれば遠慮なくコップを取り、腿から足先へ流すようにします。走りながら水を爪先でキックするようにしてかけられればいいのですが、意外に難しくてうまくかからないもの。これで一時的にせよ痛みも引いてくれます。
「マメで死んだ人間はいない」と居直る
水もない、ストップできないというときはもう、痛みに耐えてがんばるしかありません。「マメで死んだヤツはいない」と居直りましょう。せいぜいマメの痛みです。命をとられるわけではありません。皮は剥けてもまた再生します。「心頭を滅却すれば火もまた涼し」というではありませんか。マラソンの殉教者になったつもりで耐えましょう。