初心者にカーボローディングはあまり役立たない
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レース直前になったら脂肪の多い肉より、魚、大豆加工品とアミノバリューサプリスタイルなどでアミノ酸補給をする |
カーボローディングとは、一度体からグリコーゲンを枯渇させ、グリコーゲンをたくさん溜め込める情況にして、レース前の2~3日間に多量に炭水化物を摂取。なるべく多くのグリコーゲンを体内に溜め込むという方法です。
グリコーゲンは、血液や筋肉に蓄えられます。すなわち血液や筋肉が多ければ多いほどたくさんためこめるわけです。エリートアスリートの場合は体が細くてもそれは脂肪が少ないだけで筋肉はあるので、多くのグリコーゲンを溜め込めます。トレーニングによって脂肪代謝しやすい体にもなっています。しかし、初心者ランナーはあまり筋肉がついていません。つまりいくら食べてもグリコーゲンをためる貯蔵庫が狭いのです。あふれたエネルギーは脂肪に転化して体重が増えてしまいますから、これでは逆効果。
脂肪の多い肉類より、顆粒タイプBCAAで
レース1週間前にカーボローディングなどせず、普通の食事量で結構。レース前日だけ炭水化物を多めに摂りましょう。ごはんを大盛りにしたり半ライスおかわり程度です。フライ類、クリーム類、アルコールは御法度。ビタミンやミネラル類、はしっかり摂っておきます。タンパク質もたっぷり摂りたいところですが、肉類のタンパク質は脂肪分も一緒に摂取しがちなのが悩みの種。こんな場合のタンパク質不足は、サプリメントで補います。マルチビタミン、マルチミネラル、BCAA(大塚製薬「アミノバリュー」顆粒タイプだと食事後も摂取しやすい)です。