超練習不足初心者向け東京マラソン完走術(2ページ目)

ランニングを入れた方が楽

銀座で。左側（32kmぐらい）と右側（22km地点）のランナーは約12kmの差が付いているが、右側のランナーもまだ十分に完走できる

中途半端に速く歩くより、歩くときは余裕のスピードで、その代わり部分的にランニングでスピードを上げて（といっても走り慣れない人にとっての走るスピードなのでスロージョグ程度のスピード）平均速度を保った方が疲れが少なくて済みます。

1km7分20～30秒のペースでラン

では、どのくらいのスピードで走れるものでしょうか？　これまで入門者の走りに付き合った経験から言うと、ほんの初心者にとって長く続きそうなランニングのスピードは、1km7分20～30秒ぐらいのようです。5kmが36分40秒～37分30秒。ランニングをこの速度に設定して、歩きと交互に繰り返します。

歩きの速度も速いにこしたことはないですが、フルマラソンは、全部歩いても筋肉痛が起きる距離です。歩きがランニングで生じた疲労を回復させるようなスピードというと、時速6km以下になるだろうと思います。

そこで、歩きのスピードは時速5.7km、1kmを10分30秒に設定しました。不動産広告の表記は80mの所要時間が1分と定められています。時速4.8kmです。それよりは速いですが、朝、駅に向かうときのやや急ぎ足くらいの速度です。