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ハイレ・ゲブレシラシエ選手に単独取材!(2ページ目)

ベルリンマラソン大会の前日、ハイレ選手の単独インタビューに成功しました。翌日に2時間3分59秒という世界新記録を生み出すとはとても想像できないリラックスしたムード。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

苦労は人生の一部、あまり気にしないで

シリアスな質問にも真剣に答えてくれた
シリアスな質問にも真剣に答えてくれた
A: トレーニングや大会、あるいは私生活において、苦しいこと、辛いことに直面することもあるかと思いますが、どのようにしてそれを乗り越えるのですか?

H: 苦労は人生の一部ですから、あまり気にしません。良い仕事、良い人たちに恵まれていても、誰でも問題は生じるものであると割り切っています。

ケガによる大きな問題は精神的な打撃

A: ハイレ選手は、故障が少ないように思いますが、そのわけは?

H: 実際、何度もケガをしていますよ。ただ、ケガで一番痛手になるのは、精神的な打撃があったかどうかです。スポーツをしていれば、ケガは付き物です。ただ、「どうしよう、どうなるんだろう」と思ってしまうようなケガであれば、それこそ大変なことです。つまり、身体的なケガは回復できても、精神的に立ち直るのにはもっと時間がかかる場合あるからです。

肉よりパスタやライス

A: 食事、食生活で気をつけていることはありますか?

H: 普通の食生活ですよ。特に炭水化物の多い食事内容です。パスタやライスなどです。炭水化物は、体が多く必要としますからね。タンパク質は少なめにしています。

A: 肉も食べますか。

H: ええ、でも毎食ではありません。一日に1回くらいかな。その日のメニューによります。ほぼ毎日食べていますが、ごく少量です。

A: モットー、座右の銘があれば教えてください。

H: 「走って、勝つこと」それだけです。付け加えるならば、「何かを生み出して、証明すること」ですね。
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