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日本山岳耐久レース(山耐・ハセツネ)対策(2ページ目)

体力走力だけではない、知力も総動員して戦うのが日本山岳耐久レース(「山耐」「ハセツネ」)です。ひと月余に迫った2008年大会までに<抜け>をなくす最後のチェックを。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

山耐のレース概要

■笹尾根縦走三頭山へ
東京都あきる野市の五日市中グランドを午後13:00にスタート、戸倉三山のうち、刈寄山、市道山をかすめて山梨県との県境にある醍醐丸へ。ここから、このコースの最高峰である三頭山まで長い笹尾根の縦走。三頭山への登りを除けば大きなアップダウンはないですが、まず、この尾根の途中で先頭グループも後尾グループも夜を迎えヘッドライトを取り出すことになります。また、22.7km地点の浅間峠には第一関門が設けられ、22:00までに達しないと峠を下りることになります。

■激しいアップダウンで大岳へ
三頭山から大岳山を下るまでは激しい上り下りの連続。第2関門の月夜見駐車場ではコース中唯一水分の補給が受けられますが、スタートしてからここまでほとんど水場はないに等しく、標高があるので悪天時は体も冷えるし、足もとも悪いというハイライト部分です。三頭山~大岳山のほぼ中間にあたる小河内峠の近くでは、昨年2007年痛ましいことに尾根からの転落で死者も出ました(今回は該当箇所に新設された迂回路を使用)。

■大岳過ぎたらゴールへ一直線
大岳山からゴールの五日市庁舎前までは御岳の門前街を通過したり、下界に街の灯が見えたりして人里に戻ってきたという思いと、ほとんど下りということでゴールまでの距離が縮んでいくのが楽しみなほっとできる区間です。

この多摩川以南の主要尾根を一周するコースをトップは8時間3分38秒(第15回大会の相馬剛選手)と、7時間台目前のタイムで走ってしまいます。最後尾との差はちょうど3倍。
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