日本山岳耐久レースは総合力で戦うレース

廣徳寺前の登り坂は入賞を目指すランナーにとって最初の位置取りポイント。疾走する
廣徳寺前の登り坂は入賞を目指すランナーにとって最初の位置取りポイント。疾走する
第16回日本山岳耐久レースが近づき、土日の奥多摩のレースコースはトレイルランナーがひんぱんに行き交うようになりました。受付開始数日で定員に達してしまう人気レースとなりましたが、71.5km、累積標高差3,000mを超えるコースはハード。体力、走力に加えて山に関する知識と経験、地図や天候を読む力、生理学、栄養学の知識等総合力が必要なレースです。初めて参加する人、これまでうまくレース運びが出来なかった人のために参考になる経験をご紹介します。

今年2008年で第16回目となる日本山岳耐久レース(24時間以内)~「長谷川恒男CUP」は(通称「山耐」とも「ハセツネ」とも呼ばれる。ここでは、以降「山耐」を使用)、不世出の登山家、長谷川恒男氏の業績をたたえ、長谷川氏にちなむ奥多摩に限界に挑戦するトレーニングの舞台をという趣旨で、東京都山岳連盟の主催で開催されています。

第1回はレースの様子が詳しくテレビ放映され、以降の大会の隆盛を後押ししたと思いますが、ほんの10年くらい前までは締め切り日に申し込んでもまだ大丈夫(どころではなくて締め切り日を延長した)だったものが、急激なトレラン人気の上昇で、当時に比べ定員が増えているのにも関わらずあっという間に締め切りという人気大会になりました。

走るのはほとんど夜の山中という楽しみのないレースなのですが、厳しければそれだけ完走時の感動も大きくなるのが人気の秘密なのでしょうか。