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2ヵ月半の準備期間でフルマラソン挑戦!2(9ページ目)

レースまで2ヶ月を切り、チャレンジャーも張り切って自主練習を積んできた様子。そんなときに陥りやすい落とし穴も。増田明美さん、白戸太朗さんが、直近の調整法と海外マラソンの楽しみ方を語ります。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

観光マラソンのために長く走れる脚を

脚を作っておくと後半が楽しい
脚を作っておくと後半が楽しい
増田 あと、初マラソンで観光マラソンをするためには、脚を作っておいてくださいね。あと2ヶ月速く走らなくてもいいので、ゆっくり長く走れるように。脚を作っておくと後半が楽しい。脚が辛くなってくると観光どころではなくなっちゃうので。

白戸 時間を延ばして行くような練習を皆さんもうちょっとされたほうがいい。皆さんの場合には、最後まできちっと辛くなく走れる脚をつくること。4時間、5時間走り続けられる脚なんです。そんな脚は筋トレではなくて、長く走ることによってできるんですね。

増田 そう、歩いてもいいんです。daisukeさんは週3回走っているっていうことですけど、どのくらいの距離を走っているんですか?

daisuke 週に3回5~10km走ってます。

増田 それじゃ全然足りない(笑)。ボクシングをやっていたということなんで、いいペースで走っていると思うんですけど、マラソンの場合は時間です。

白戸 きっちりベースができれば、3時間半ぐらいまでは平気で出せるんですよ。3時間半以上くらいの人はスピードとか考えないで、きっちり長い距離を走るっていうことですね。

チームテーマは「ちゃんと走る!」

3時間45分を目指すKAORUさんと増田さんはラストに叩き合い
3時間45分を目指すKAORUさんと増田さんはラストに叩き合い
増田 そうですね。今回のアディダス ベルリンマラソンチャレンジチームのテーマは決まりましたね。「ちゃんと走る!」(爆笑)。

白戸 本当にそうですね。どんなにスピードがあっても20kmまでしか走れなければマラソンではないので。ベルリンなら、ブランデンブルク門をくぐるところまでがマラソンなので。

増田 ベルリンマラソンのゴールは素晴らしいですね。ブランデンブルク門が見えてきて、門をくぐると何十メートルかでゴールなんですけど、門をくぐってゴールというのは自分の壁を越えたみたいな感じがして素晴らしいです。

42kmを何回走っておいたらいいでしょうか?

白戸 距離にこだわるとどうしてもスピードをあげちゃうんですね。そうじゃなくて、今日は1時間半走ろうとか、小銭を持って2時間ゆっくりいろんなところを楽しんでこようぐらいに。ウィークデーは皆さん忙しいでしょうから30分、1時間でいいと思うんですが、本番までのウィークエンドに2時間半くらいのLSD(Long Slow Distance=ゆっくり長距離走)をできれば2回ぐらいやっておくと気持ちも安心するし、3時間を走り続ける脚ができてきます。

そのメインの練習に合わせて体調も調えるというようにします。

最後の一週間は食べ過ぎずにしっかり休む

増田 長い距離を走る練習は、大会の寸前にしちゃダメですよ。大会の直前はバネをためるようにしてほしいので、初心者の場合、長い距離の練習は3週間前までですね。3時間20分以内ぐらいの方はその後にも入れていいでしょうけど。

そして、最後の一週間はしっかり休まなきゃダメですよ。その時食べ過ぎないようにね(笑)。最後にこんなに太っちゃったりしてね。



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