ウルトラマラソンとは

出迎えの家族とともに感動のゴ~~~ル!
出迎えの家族とともに感動のゴ~~~ル! ウルトラマラソンは感激ひとしお
日照時間が長い初夏は、1年のうちでもウルトラマラソンが盛んな季節です。2008年6月22日(日)には日本で最も歴史が古いとされ、日本陸連公認レースでもあるサロマ湖100kmウルトラマラソンが開催されます。

100km、あるいはそれを越えるランニングの大会は世界中にあります。サハラマラソンやスパルタマラソンは過酷なことで有名で距離も250kmクラス。日本でも太平洋から日本海へ抜ける日本横断桜道マラソン270kmや、萩往還マラニック250kmなどの有名大会があります。

各種あるウルトラマラソンの中で、今回は100kmにこだわってみます。100kmのロードレースは、ちゃんと陸連公認の競技としてあるというのがその理由です。ただし、たくさんある100kmレースの中で公認大会として認められているレースは、日本で他に四万十川ウルトラマラソンだけかと。公認されるには距離測定や公認料というお金もかかります。しかも一度では済みません。

野辺山のトップゴールは8時間少々。アップダウンのきつい難しいコースゆえに走りきった感動は大きい
野辺山のトップゴールは8時間少々。アップダウンのきつい難しいコースゆえに走りきった感動は大きい
しかし公認大会なら、陸協に登録して出場すればその記録は公認記録、世界で一番速ければ「世界記録」です。では、100kmの世界記録は誰が持っていると思いますか?

なんと、男女とも日本人です。男子は6時間13分33秒、砂田貴裕選手で1998年6月21日に、女子は6時間33分11秒、安部友恵選手で2000年6月25日、共にサロマ100kmにおいてでした。100kmをこのタイムで駆け抜けるのは驚異的、疲れを知らないとはこのことでしょう。今年は新記録が生まれるでしょうか? 楽しみに待ちましょう。

ところで、100kmという種目ですが、これは種目としては100kmマラソンとは呼びません。マラソンとはあくまでも42.195km。100kmレースは100kmなのです。それにしても公認最短レース100mの1000倍という短距離選手には気の遠くなるような長さ、あぁ。

砂田選手、安部選手が世界記録を作ってからもうかなり経つので、二人を知らない人もいるかもしれません。簡単に紹介すると、砂田選手は積水化学に所属し、実業団駅伝やマラソン大会で活躍していました。世界選手権や五輪代表にはもう一歩というところでしたが、常に安定した走りを見せていました。安部選手は小柄ながらストライドの利いたキビキビした走りが印象的でした。世界選手権代表にもなっています。転倒したりコースを間違えたりするボケ味で愛され、今も各地の大会にゲストランナーでお目にかかります。ベストは2時間26分09秒

心技体のバランスがものをいう競技

こうしてみると、日本人ってウルトラマラソンに合っているのかなとも思います。ウルトラマラソンの参加者もフルマラソンと比べると、年齢層が高くなる傾向にあるよう。フルマラソンは大人のスポーツ、という人もいます。100kmに挑む(やや向こう見ずな)勇気と忍耐力と持久力を備えるには、ある程度の時間が必要なのかもしれません。

フルマラソンの倍の距離を走ってもまだゴールまで15km以上あるという過酷なレースに、たくさんの応募者があるのはなぜか? その魅力を、まだウルトラマラソン完走の興奮冷めやらぬ二人のランナーに聞いてみました。ウルトラマラソンへの挑戦を考えているランナーにはとても参考になると思います。