3/3 ランニングシューズ１「ニューバランス」 [ジョギング・マラソン] All About

10km～フルマラソンレースまで対応

東京マラソンコースの試走で試用。足底、足首、ヒラメ筋、膝の疲労度が少なかった

前からみた顔

後ろ姿。グレーのおにぎり型は回帰反射シート

オレンジのラインが入った紐通しがLC-Lockの末端になる

手に持って軽さを感じたと最初に書きましたが、それは見た目との比較でした。履いてみても軽さを感じます。それはフィット感がいいせいでしょう（重量は27cmEEサイズで263gでした）。まず、15kmほど走ってみました。途中アップダウンもあり、スロープの下りでは全力疾走も入れて見ました。

走り始めはLC-Lock、メッシュの感触が通常のシューズとやや違っていましたが、数キロ走るうちに違和感はまったく感じなくなりました。路面のグリップも良好です。クッションの良さが大いに発揮されたのは下り坂です。大きな荷重がかかる下り坂では、衝撃を吸収するだけではなく素早い反発性能がないとピッチが上げにくく、腕振りとのバランスが悪くなって走りにくいのですが、快適に下りをこなせました。何にも増して安定性が抜群です。

この記事のテーマコンセプトは、「はじめての10km～ハーフレース向けシューズ」でしたが、もっと長距離向きのように思えたので、RT902で東京マラソンのコースを試走してみました。この日のスピードは、度重なる信号待ち、買い食いの寄り道等で時間をつぶし、消費時間は５時間30分。途中のストップがなければ４時間40分程度ではなかったかと思います。ゆっくり走ったわけですが、実はゆっくり走るほどに左右に不安定になり安定性が要求されるのです。逆に早く走ると方向性はよくなり安定性がよくなります。

この長時間走にRT902の安定性とクッショニングが応えてくれました。これまでの42km走に比べて非常に足の疲労が少なかったように感じました。４時間台の方のフルマラソンにもおすすめしたいモデルです。

ニューバランスは1906年にアーチサポートインソールや扁平足を治す、矯正靴の製造メーカーとしてスタートしました。この矯正靴作りの伝統が、バランスとフィット性を重視したシューズ設計に生かされています。

Ｄ、EE、4Eの３ウィズモデルから選べる

レディズモデルWRT902　ファントムグレー／ライラック

レディズモデルWRT902　シャンパン／シルバー

より足にフィットするために、一つの足長に対して、複数のウイズを展開していますが、RT902、標準のEE、幅広の4Eの他に、やや足幅の狭い方むけのＤサイズを用意しています。
フラット走法の方には、フラット走法対応設計のレーストレーナーモデルRT800Vを選ぶという選択も可能です。

女性用モデルもＤ、EE、4Eの３ウィズモデルから選ぶことができます。レギュラーモデルのカラーはオレンジと強烈なレッドの２種、レディスモデルは、パステルカラーの２種でおしゃれです。

価格9,800円（税込み10,290円）はこのレベルのシューズとしては、リーズナブルな設定だと思います。

［ニューバランス　RT902　仕様］
・サイズ
　Ｄ　24.5－28.0cm
　EE　24.5－28.0、29.0cm
　4E　24.5－28.0、29.0cm
・カラー
　マーキュリー／フラッシュオレンジ　レッド／シルバー
・価格　9,800円（税込み10,290円）

［ニューバランス　WRT902（レディズモデル）　仕様］
・サイズ
　Ｄ　22.0－25.0cm
　EE　22.0－25.0cm
　4E　22.0－25.0cm
・カラー
　ファントムグレー／ライラック　シャンパン／シルバー
・価格　9,800円（税込み10,290円）

［RT902紹介ホームページ］

［ニューバランス　お客様相談室］
電話番号

［取材協力］
株式会社ニューバランスジャパン

（次回はアディダスになります）