体感! 軟らかシャフト
この種の練習器具としては、比較的しっかりしている「イージーフレックス EF009」。それでも力を加えるとこのしなり具合 |
ゴルフスイングでは、まずテークバック時にシャフトがしなり、手元に対してヘッドが遅れるように動きます。そして、トップオブスイングから切り返すときには逆にしなり、その慣性でヘッドも逆方向に動きます。これが切り返しのタイミングといってよいでしょう。“タメ”と表現する方もいます。
ダウンスイング以降は、進行方向へとシャフトが”しなり戻る”動きをします。これが飛距離と方向性の源となる動きです。特に飛ばしのためには、こうしたシャフトのしなりを利用することが不可欠。
スイング中にシャフトのしなりを「感じていない」というゴルファーも、実際にはシャフトのしなりを感じています。例えば、シャフトの硬さが大きく異なるクラブを打ち比べれば、そのしなりの差は誰もが感じます。「イージーフレックス EF009」のような極端に軟らかいシャフトのクラブを使用すると、クラブの動きを感じる感性を磨くことにもつながると思います。もちろんシャフトのしなりを有効に利用する感触もつかめるでしょう。
ロフト角30度の「イージーフレックス EF009」をガイドが使用すると160~170ヤード飛びました。軟鉄鍛造製のヘッドの感触が良いこともありますが、シャフトを利用して飛ばしている感じが、ちょっとした快感。こうした練習器具の良いところは、やはり好ましい動きを体感できるということでしょう。
ゴルフレッスンや書籍などの情報を頭で理解するよりも、身体で覚えこませるほうがより実践しやすい気がします。また、「ザ・リトルワン」や「イージーフレックス EF009」のように極端な性格を持ったクラブを使用することによって、スイング中の感性を研ぎ覚ます効果も期待できます。
次々に生み出される新しいアイディアの練習器具は、真剣にゴルフに取り組み、上達を目指すゴルファーを、今後も力強くサポートしてくれそうです
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