ルール施行の現実は?

勾配計測機能のある「ピンシーカースロープ」。勾配の計測はゴルフルールに違反する
ルールを守ることは、スポーツの大原則。どんなスポーツもルールの遵守なくしては成立しません。上記の見解から鑑みると、現在高反発クラブを使用しているゴルファーは、ルール適合クラブに買い換えなくてはゴルフが出来ないということになります。

一方で、現状行われているプライベートゴルフでは、ルールに沿っていないこともしばしば行われているのも事実。修理地や動かせない障害物への救済などに厳密にニアレストポイントを設定して、ドロップしているゴルファーは果たしてどのくらいいるのでしょう?

競技以外のプライベートゴルフでは、なかなかいないのが実情です。

プレーの進行を円滑にするために一般的に使用されている前進4打ティー(※OBを打った後、打ち直ししたと仮定して、そこから4打目を打つために設置された日本のゴルフ場独特のティーグラウンド。)や、乗用カートに組み込まれたGPSシステムによる距離計測機能なども明らかなゴルフルール違反です。それをゴルフ場が率先して行っている現状があります。

繰り返しになりますが、ルールを守ることは大切です。しかし、他のルール違反をそのままにして高反発ドライバーだけを吊るし上げにして、ゴルファーに負担を強いることには、やや疑問が残ります。

現実的には、高反発ドライバーを使用したからといって、すぐにゴルフ場から締め出されたり、プレーさせてもらえないなどということは、考えにくいでしょう。そして将来的には、流通する全てのクラブがルール適合になるものと思われます。

2002年にルール施行を2008年に決定したのは、十分な移行期間を設けるという配慮だったのですが、結果的にルール施行ギリギリまで、高反発ドライバーを市場に供給し続けたゴルフメーカーの存在もあり、今日に至っていまだにやや混乱しているようです。

次回は、FW・アイアンの高反発規制について。SLEルールをさらに掘り下げます。



<関連リンク>
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