阿部哲也さん
今回、自宅スタジオを訪問させていただいたレコーディング・エンジニアの阿部哲也さん
今回、訪問させていただいたのは、レコーディングエンジニアの阿部哲也さんの自宅スタジオ。阿部さんとは以前、AV Watchで「かないまるルームで生まれる究極のSACDとは」という元ル・クプルの藤田恵美さんのレコーディングに関する記事の取材をした際にお会いしたのが、最初。その後、何度もやりとりをする中、ご自宅が結構近所であることが分かり、見学したいとお願いしたのです。

マンションの1室を完全に改造して別世界を作り上げた阿部さんに、スタジオを作った背景や、その運用の仕方などをいろいろ伺ってみました。

エンジニアにとっての自宅スタジオ

阿部哲也さん
5chのサラウンド・モニター環境を構築している阿部哲也さんの自宅スタジオ
--阿部さんが自宅にスタジオを作ったキッカケというのは、どんなことだったのですか?
阿部:やはり自分の好きに使えるスタジオが欲しかったというのが最大です。スタジオは外で借りると1時間いくら、1日でいくら、という世界です。私はStrip inc.という会社に所属しています。会社にもスタジオはあるのですが自分の機材の事もありますし、自由に使うことはなかなか難しいですからね。

--実際に、スタジオを作ったのはいつごろなんですか?
阿部:前の家にも小さな仕事場は設けていましたが、本格的なスタジオにしたのは、ここに引っ越してきてからなので、4年ほど前になります。もともと、近所に住んでいたのですが、この部屋をスタジオにすることを目的に、もっと広いこのマンションを購入したんです。