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Propellerhead社長に聞くReason開発秘話(2ページ目)

先日、スウェーデンの本社からPropellerheadのCEOと副社長が来日し、Reason4の発売の記念パーティが開かれました。この際、そのお二人にインタビューができたのでその内容を紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

プラグイン対応しなかったのがReasonの勝因!?


Reason4
Propellerheadのマーケティング担当の副社長、Timothy Self氏
--個人的にReasonがすごいなと感じているもうひとつに、プラグイン全盛の中で、あくまでも独自のデバイスで完結させていたことです。普通ならバージョンアップなどの段階で、プラグイン対応したり、DAW化していきそうなイメージですが、あえてReason独自の世界にこだわったことがよかったんだと思います。

Ernst:もう、本当にユーザーからいつも、いつも言われていますよ。「VSTプラグインに対応しないのか?」ってね(笑)。でもReasonはこれ自体が楽器なんです。もちろんラックという概念を取り入れたのが大きな特徴ですが、その音源にも自信を持っているので、こうしているのです。

Timothy:一方、DAWはCubaseやProTools、SONARなど、いろいろないいものがあるじゃないですか。それと敢えて競合させる必要はなく、お互い協調できるソフトとしてReasonは存在しています。だからこそReWireといった技術も最初から備えているし、REX、REMOTEなども使って互換性を高めているわけです。

--そう、以前から思っていましたが、ReCycle!、ReBirth、Reason、REX、ReWire、REMOTE、ReFill……とみんなRでスタートする製品名、技術名になっていますよね。

Ernst:そうですね(笑)。13年前、最初にReCycle!をリリースし、続いてReBirthという名前でソフトを誕生させました。こうなったらもう後は全部REを頭に付けるしかないじゃないですか。そのほうがユーザーにも浸透しやすいし、今後もそうしていくつもりですよ。


Reason4
イベントでは、NAMMでも有名なデモ演奏者であるGerry Bassermann氏がReason4の機能をお披露目した
--Reasonはまさに独自の世界を築きあげていて、独走しているように思いますが、競合はないのですか?

Ernst:そうなんです。それは私自身、不思議に感じていますよ。以前は、競合はRolandであり、YAMAHAであり、KORGだと認識していました。やはりReasonは楽器なので。

--「以前は」とおっしゃるのは、現在は違う認識なんですか?

Timothy:いまは、やはりDAWとプラグインのソフトシンセというのが広く使われているため、ハードの楽器そのものよりも、こうしたソフトの世界が競合ですね。もちろん棲み分けはされているとは思うものの、今後もずっとソフトシンセとは競合していくでしょうね。
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