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Propellerhead社長に聞くReason開発秘話(3ページ目)

先日、スウェーデンの本社からPropellerheadのCEOと副社長が来日し、Reason4の発売の記念パーティが開かれました。この際、そのお二人にインタビューができたのでその内容を紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

REが頭に付くネーミングと社名の由来


Reason4
筆者はプレス向けの回に参加したが、その後に行われた一般向けの回では、数多くの人が会場を埋め尽くした
--ところで、今回のReason4、ThorやReGroove、RPG-8も面白いですが、シーケンサ部分がずいぶん変わって使いやすくなりましたよね。従来のReasonのシーケンサはどうしてもオマケのような感じで、ReWireすることが必須のように感じていましたが、ここまで進化するとReason単独でも十分ですね。

Timothy:もともとのReasonでReWireを搭載させたのは、まさにそのためでした。われわれもユーザーはDAWやシーケンサを使ってReasonを使うものと考えていましたが、予想以上に、Reasonのシーケンサ機能を使う人が多くいました。そして、彼らからシーケンサ機能の機能向上を求められてきたのです。そこで今回は、シーケンサ部分を完全にゼロから作り直したのです。

Ernst:もちろん、画面要素など、部品、部品で流用した部分がないとはいえませんが、ゼロから作り直すことで、いいものに仕上がったと思っています。オーディオトラックに関してはやはりReWireの必要がありますが、MIDIだけならReasonだけで十分にいけますね。

--最後にひとつ、以前から思っていた質問を。社名のPropellerheadってどういう意味なんですか?

Ernst:ははは。これ、ドナルドダックから取ったんですよ。ドナルドダックの仲間に頭にプロペラを付けたルイというチビの天才君がいるじゃないですか。科学的な知識は何でも持っている……あれですよ。USでは、物知り博士のことをPropellerheadとよく言ってますよ。そこから付けたわけです。

--なるほど、そんなネーミングだったんですね。当面、Reason4を楽しませてもらおうと思っていますが、今後もまた革新的なソフトが登場してくれることを楽しみにしています。ありがとうございました。

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