ReBirth RB-338をご存知ですか?Rolandのビンテージ機材、TB-303やTR-808、TR-909をエミュレーションするソフトとして10年前に登場したものですが、今はフリーウェアとして誰もが使えるんです。

フリーウェアになったソフトシンセの殿堂、ReBirth RB-338


ReBirth RB-338
フリーウェアとしてソフトシンセの殿堂入りを果たしたReBirth RB-338
ReBirth RB-338が誕生したのは1996年(正式発売は1997年)。当初、β版がインターネット上のフリーウェアとして公開され、世界に衝撃を与え、私自身も本当に驚いた記憶があります。まだ、ソフトシンセが登場しだしたころでしたが、ビンテージ機材の音を忠実に再現するとともに、そのユーザーインターフェイスも非常によくできていたために、みんなが驚いたのです。

そのReBirth RB-338を開発したのはスウェーデンのPropellerheadという会社。そう、あのReasonで有名な会社ですが、そのPropellerheadの最初の作品がこのReBirth RB-338だったのです。

いまでもプロ、アマチュアを含め、ReBirth RB-338を使っている人は数多くいるようですが、実は2005年にVer2.01のまま開発・サポートは中止され、現在は殿堂入りするとともに、フリーウェアとして無償で公開されているのをご存知でしたか?


TB-303×2+TR-808+TR-909という構成


ReBirth RB-338
ReBirth RB-338はTB-303が2台とTR-808、TR-909という4台を統合した構成になっている
ReBirth RB-338をあまりよくご存知ない方のために、簡単にその概要を紹介しましょう。
このソフトはWindowsおよびMacintoshのハイブリッドで提供されたもので、Rolandのビンテージ機材であるベースシンセ
   TB-303×2台
同じく、Rolandの通称“ヤオヤ”と呼ばれるアナログのドラムマシン
   TR-808×1台
そして、TR-808の上位機種ともいえる
   TR-909×1台
という4つのマシンをソフト上で再現したものです。

いずれも、テクノサウンドにおいて不可欠ともいえる機材で、中古市場でも高値で取引されている80年代前半のものです。

しかも、それぞれをミキサーで音をミックスさせるだけでなく、すべてを同期させて連携させるとともに、ディレイ、ディストーション、コンプレッサなどのエフェクトも使えるようにしたもので、今考えてもなかなか優れたソフトです。

またReBirth RB-338の登場が大きな契機となって、本家であるRolandもMC-303やMC-505などのgroobeboxシリーズを出したのではないでしょうか?