DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

殿堂入りのテクノ音源ReBirthを無料で使う(3ページ目)

ReBirth RB-338をご存知ですか?Rolandのビンテージ機材、TB-303やTR-808、TR-909をエミュレーションするソフトとして10年前に登場したものですが、今はフリーウェアとして誰もが使えるんです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

簡単にドラムパターンが組める、TR-808/TR-909


ReBirth RB-338
TR-808部分は、右側のロータリースイッチでスネアやハイハットなど音色を選んだ上で16個のキーを使ってステップシーケンスを組んでいく
一方、TR-808やTR-909をエミュレーションする画面下半分のところも、TB-303部分と同様のステップシーケンサとして、リズムパターンを組んでいくことが可能です。

上のTR-808のほうでは、画面右側のロータリースイッチで、スネアかベードラか、ハイハットかなど司る音を選択します。その上で、赤・オレンジ・黄色・白と並ぶ16個のボタンを使って16ステップの音の出方を設定するのです。


ReBirth RB-338
TR-909部分もTR-808部分と同様に、16個のキーを使ってステップを組んでいく
同様に下のTR-909でも16個あるボタンの上のスイッチで音色を設定した後で、パターンを組んで生きます。それぞれの音色の音量調整もできるし、TUNE、DECAYなどの設定もできるようになっているので、かなり自在にパターンを作っていくことが可能です。

そして、ここで組んだプログラムは、そのままTB-303との同期もできるので、かなり手軽に曲を構成していくことができます。そして、SONGとして各パターンの演奏順を組んでいくことができるので、それなりに自由度を持った音楽制作が可能になるのです。


手続きが多少面倒だけれど、ダウンロードして使ってみよう


ReBirth RB-338
ダウンロード、インストールの手続きが多少面倒だが、とにかくタダで入手できるのは大きなメリット
パッケージ化されてからは国内でも25,000円前後の価格で販売されていたReBirthですが、前述のとおり2005年で販売は打ち切られ、現在は無償でダウンロードして使えるようになっています。

ただし、当時の2.01というバージョンのままフリーウェアになったこともあって、プログラムのダウン方法、インストール方法などが多少特殊になっています。そう、オリジナルのままフリー化されているので、一旦CD-ROMに焼いてからインストールするという手順が必要となります。

しかも、インストールした後もCD-ROMが必要になるというのもちょっと面倒なところ。当時のプログラムでは不正コピー防止のため、起動時にオリジナルのCD-ROMを入れる必要があったのですが、その仕組みが残っているため、必要なのです。

なお、Windows版に関してはWindows XPで問題なく動作しますが、Mac版は当時のOS9対応であるためOS9が入っていないMac OSXのマシンでは残念ながら動作しないようです。

Windows版における詳細なダウンロード方法や、インストール方法などは別ページにて紹介していますので、そちらを参照してください。

【関連リンク】
ReBirth RB-338のダウンロード、インストール方法
The ReBirth Museum
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で DTM・デジタルレコーディングを見るAmazon で DTM 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます