DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

波形編集ソフトを使ってみよう(2ページ目)

オーディオの波形編集ソフトは軽くて手軽で、いろいろな用途に利用可能です。ここでは、初心者の方を対象に、波形編集ソフトの概念やその活用法などを紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

波形編集ソフトはCD作成のための強力な味方


レビューした当時は、どう使えばいいのかハッキリ分かっていませんでしたが、その後CD-Rドライブが登場し、波形編集ソフトのすごさというのを実感するようになりました。パソコン誌などで、“ついにCD-Rドライブが個人で買える価格になった”などと騒いでいたころで、まだドライブ1台が20万円近くしたのですが、波形編集ソフトできれいに整えれば、簡単にハイクオリティーな音楽CDが焼けるというのは、やはり画期的でした。

結局、そのSound Forgeを自分でも購入し、その後、日本の代理店であるフックアップでバージョンアップをしたり、アメリカから新バージョンを購入したりしつつ、ずっと使い続けています。そう、そのVersion 3からはじまり、4、4.5、5、6、7、8と気が付いてみるともう10年以上。

その間に、アメリカの企業らしく買収劇などもあって、現在はソニーのアメリカ法人の子会社、Sony Media Softwareのソフトとなりましたが、その人気は不動のものとなっています。

波形編集ソフトの基本機能は昔から変わっていない!?


このようにSound Forgeは非常に長い歴史を持つソフトであり、波形編集ソフトを代表するソフトといって間違いありません。もちろん、バージョンアップを重ねるごとに、その機能は向上し、CPU速度の向上にともない、速度も非常に速くなりました。

また、この10年の間には、数多くの波形編集ソフトが登場しています。たとえば国産ソフトで有名なものとしてはSound it!がありますし、フリーウェアのSound Engineなども人気があるソフトです。

波形編集ソフト
どんどん進化してきた波形編集ソフトだが、基本的な機能は10年以上前から大きくは変わらない
一方、個人的には常に新バージョンを入手して使ってきたとはいえ、根幹的な機能は最初に使ったVersion 3からほとんど変わっていません。また自分がよく使う機能も当初のバージョンでそのほとんどを備えていたように思います。

そういう意味では、どの波形編集ソフトも機能面では大差はありません。自分の気に入ったソフトを手に入れるのがいいでしょう。ハードを購入した際などに、すでになんらかがバンドルされていたという可能性もあるので、探してみてもいいかもしれません。その中で、気に入ったソフトを見つけてみてください。
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