DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

ブラウザで楽しむDTMの世界

Web Audio API、さらにはWebMidiLinkという新しい技術の登場により、ブラウザだけでDTMが楽しめるようになってきました。主に日本の個人のエンジニアが中心となって開発しているブラウザDTMを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

 まずはシンセを鳴らしてみよう

今回紹介するブラウザDTMの世界。これを楽しむのはWindowsでもMacでもいいのですが、ブラウザがWeb Audio APIというものに対応している必要があります。これに対応しているのが、Windowsの場合はGoogleのChrome、Macの場合はSafariの最新バージョンSafari 6かChromeを用意してください。

WebAudioSynth

アナログシンセをモデリングしたWebAudioSynth

このブラウザが利用できる環境を整えたらすべてOK。あとは、DAWもいらないし、ソフトシンセなどをインストールする必要も一切ありません。いろいろ説明するよりも、まずはブラウザDTMの世界を体感するために、以下のサイトにアクセスしてみてください。
WebAudioSynth


 
出てきた画面の鍵盤をマウスでクリックすると、Minimoog風なシンセサイザの演奏ができますよね。これ、単に音が出るだけではないんですよ。各パラメータを動かせば、アナログシンセさながらに音色も変化していきます。そうアナログシンセのモデリングをブラウザ上で行っているんですね。

Web FM synthsizer

DX風のWeb FM synthsizer

続いて、以下のサイトにもアクセスしてみてください。
Web FM synthsizer


 
こちらは、YAMAHAのDXシリーズ風な画面ですが、音もまさにFM音源。実際、FM音源をモデリングしているもので、カッコイイDXの音が飛び出してきます。8つだけですがプリセットがあるので、これを試してみるといいと思います。もちろん、こちらもパラメータをいろいろと動かせるので、ぜひ、音色作りにトライしてみてください。

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