DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

ブラウザで楽しむDTMの世界(2ページ目)

Web Audio API、さらにはWebMidiLinkという新しい技術の登場により、ブラウザだけでDTMが楽しめるようになってきました。主に日本の個人のエンジニアが中心となって開発しているブラウザDTMを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

WebMidiLinkの世界

ブラウザ上でシンセが鳴り、しかもかなり本格的なサウンドであることに驚く人も多いと思いますが、ブラウザDTMが本領を発揮するのは、ここから。そう、これらのソフトシンセはスタンドアロンの音源として動くだけでなく、相互のやり取りが可能なのです。それがWebMidiLinkというものなのですが、これもいろいろ説明するよりも、まずは動かしてみましょう。

以下のサイトにアクセスしてみてください。
WebMidiLink

WebMidiLink

ブラウザ上のシンセをコントロールできるWebMidiLink

ちょっと難しそうな画面ではありますが、下のほうにあるInstrument-1、Instrument-2のところにある「Load」ボタンをクリックしてみてください。すると、モジュラーシンセサイザのウィンドウが2つ立ち上がると思います。この状態で、「MML Play」というボタンを押してみましょう。

どうですか?2つのシンセが同期する形で演奏がスタートするはずです。そうブラウザ間でMIDIデータの通信を行うことによって、こうした演奏が可能になるんですよね。


 
WebModular

モジュラーシンセのWebModular

いまの例ではWebModularというシンセを2つ使っていましたが、このシンセを別のものに交換することも可能です。画面下のほうにあるInstrument-1のURLのところにプルダウンメニューがあるので、これをクリックして、適当なものを選んでみてください。

そして改めて「Load」ボタンをクリックすれば、別のソフトシンセが起動し、「MML Play」をクリックすれば、その音源での演奏が始まるはずですよ。

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ブラウザ上でソフトシンセを鳴らして遊ぼうよ!

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