王様の足が基準になった? イギリスのサイズ

 エドワード・グリーンのバークレー
エドワード・グリーンの内羽根式キャップトウ、バークレーです。サイズ表記はイギリスサイズの「6 1/2 E」。アメリカサイズの「7」も併記されている丁寧さはさすが!


靴の「サイズ」と言う観念が生まれたのは、どうもイギリスが最初のようなので、まずはこれからお話しましょう。足長については、14世紀の王様・エドワード2世が、自分自身だか家臣だかの足を、一粒1/3インチ(約8.5mm)の大麦の粒を縦に並べ測らせたのが起源らしいのです。

足長
  • まず、踵の一番後ろから4インチ(約101.6mm)爪先寄りの部分を起点「0」と定め、そこから大麦一粒分、つまり1/3インチ間隔で表記を1,2,3と進めます。
  • 「14」の段階で、表記を一回「1」と読み替え、それ以降は同様に1/3インチ間隔で表記を2,3,4…13,14,15…と読み替えずに進めます。
  • 1/6インチ(約4.3mm)ごとに、ハーフサイズを設定します。

足囲
  • 同一表記の足長では、足囲を数値の短いものから一定の間隔(この間隔は各靴メーカーで異なります)で、A、B、C、D、E、F、G、Hなどと表記します。
  • イギリスの紳士靴では「E」を標準とするところが多いです。ただし、Church’sやCheaneyのように、「F」を標準とするところもあります。



イギリスとは微妙に違う、アメリカサイズ

 アレン・エドモンズのレキシントン
アレン・エドモンズの外羽根式セミブローグ、レキシントンです。サイズ表記はアメリカのメンズサイズの「7 D」。ただ「D」と言っても、全体の足囲はイギリスの「E」とほぼ同じです。


足長の目盛りの設定方法やその間隔は、原則イギリスサイズと同じです。ただしアメリカサイズは、起点「0」の位置がイギリスとはなぜか異なるので、表記もイギリスの靴とは結果的に変化します。多くの場合、「イギリスサイズ+0.5」でアメリカサイズになりますが、例外も沢山あります。十分気を付けてください。

足長
  • 紳士靴の場合、起点「0」がイギリスより1/12インチ(約2.1mm)だけ踵寄り(後ろ寄り)で始まります。
  • また婦人靴の場合、起点「0」が紳士靴よりさらに1/3インチ(約8.5mm)踵寄りで始まります。つまり「アメリカのメンズサイズ+1」=「アメリカのレディスサイズ」です。例えばメンズとレディスで共通の木型を用いる古典的なキャンバススニーカーなどの場合、メンズであってもこの表記を用いることがあるので、知っておいて損はありません。

足囲
  • 同一表記の足長では、足囲を数値の短いものから一定の間隔(この間隔が各靴メーカーで異なります)で、AAAA、AAA、AA、A、B、C、D、E、EE、EEE、EEEEなどと表記します。
  • アメリカの紳士靴では「D」を標準とするところが多いです。



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