ベッカフィーコとは? 定番のイワシが豪華なイタリアン料理に!
いわしはリーズナブルな食材にもかかわらず、そのお料理方法は多岐に渡ります。イタリアでも同じで、ことシチリアでは、たくさんのいわし料理があります。今回は、先日いってきたフランコのお店で教えてもらったパレルモ風のベッカフィーコをご紹介します。ベッカフィーコとは鳥の名称で、少し太めの鳥だとか。いわしのお腹を割いていろいろ詰め物をするので、いわしのお腹がふくらんでいる様子からベッカフィーコと名付けられました。また、シチリアのベッカフィーコは様々な種類がありますが、今回はパレルモ風のベッカフィーコをご紹介します。
いわしのベッカフィーコの材料(4人分)
いわしのベッカフィーコの作り方・手順
いわしのベッカフィーコの作り方
1:パレルモ風パン粉を作る
パレルモ風パン粉を作る。フライパンにオリーブオイルとアンチョビを入れ、弱火にかけ、アンチョビをオリーブオイルで溶かすようにする。
2:調味料とパン粉を炒める
1にパン粉を入れ、まんべんなく香りがつくように炒める。
3:ボウルに材料を入れて混ぜる
ボウルに砕いたアーモンド、松の実、スライスしたオリーブ、ケイパー、ぬるま湯で戻したレーズンを入れて混ぜ合わせる。
4:パレルモ風パン粉の完成
3に2のパン粉を入れ混ぜ合わせ、合わせながら砂糖とレモン汁を加えて混ぜ合わせる。パレルモ風パン粉の出来上がり。
5:イワシの下ごしらえ
真いわしは頭を包丁で落とし、手開きにして中骨をとり開く。
6:パレルモ風パン粉をイワシにのせる
真いわしに4のパレルモ風パン粉をのせて、くるっと巻くようにして、オリーブオイルを敷いた焼き皿に置いていく。
7:イワシをオーブンで焼く
真いわしを焼き皿に並べたら、真いわしの間にローリエの葉を入れ、全体にオリーブオイルをまわしかけ、最後にパン粉をうっすらふるって、200度のオーブンで15分焼く。
8:完成
温かいうちに食べると美味しい。小さなポーションでアンティパストにいかが?
ガイドのワンポイントアドバイス
アーモンドはビニールに入れて麺棒で叩くと散らばらず簡単です。パン粉は固くなったフランスパンなどをフードプロセッサーにかけたものがベスト。なければ既存のパン粉でもOKですが、あるといろいろと汎用できるので便利です。余ったパレルモ風パン粉は冷蔵庫で保存し、魚料理に使ったりいろいろと使えます。セコンドピアットとして頂いても、アンティパストで頂いてもOKです。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。