イタリアでも大人気のいちごのクロスタータ
クロスタータとはいわゆるタルトのこと。でもタルト生地が限りなく「クッキー生地」に近いのが、イタリアのクロスタータの特徴です。 イタリアではこのクロスタータは朝食に食べられることが多く、各家庭でそれぞれの味を楽しみます。 定番は、「クロスタータ デッラ ノンナ」というのがあり、タルト生地にジャムを挟んで焼くだけのもの。 今回は、ジャムを使用せず、旬のいちごを使って、タルトと同時に即席ジャムの感覚でいただけるクロスタータをご紹介します。 ことこのコーンミールを使ったものは、イタリアでも大人気のレシピになっています。
いちごのクロスタータの材料(4人分20cmのパイ皿)
いちごのクロスタータの作り方・手順
クロスタータの作り方
1:
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ボウルにコーンミール、ふるった薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖を合わせる。
2:

1に軽めに常温に戻したバターを入れ、粉に馴染ませ、とき卵を加えて、生地をまとめる。※スコーンを作るように指先でバターをほぐしながら生地を「砂状」にして卵を合わせます。
3:
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2のクロスタータ生地をラップに包んで1時間程冷蔵庫で寝かせる。
4:

いちごは食べやすい大きさに切り、レモン汁を絞り、グラニュー糖を合わせ、30分位おいておく。
5:

生地を冷蔵庫から取り出し、大きめのラップを敷いた麺台(もしくはまな板)にのせ、2/3を切り分け、丸くのばして、タルト型にはめ込む。残りの1/3は、放射線状に切り、網目状にクロスタータにかぶせる(写真手順7参照)。
6:

生地を敷いたタルト皿にパン粉をまんべんなくふり、4のいちごをシロップごとまんべんなく入れる。
7:
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1/3の生地をのばして放射線状に切り、クロスタータの上に網目状に飾る。
8:

予熱した180度のオーブンで30分程焼く。途中タルト生地に焼き色がついてきたら、160度まで落とす。
9:
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オーブンから取り出したら、常温になるまで待ち、常温になったら切り分けていただく。
ガイドのワンポイントアドバイス
生地をタルト生地にはめるとき、手で生地を持ち上げると型くずれしてしまう場合があるので、麺台(もしくはまな板)にラップを敷き、その上でタルト生地を伸ばします。伸ばしたら、タルト型を上に乗せ、ラップをひっくり返すようにすれば、きれいに型にはまります。温かいまま切り分けると、クロスタータの生地が固まっていないので、盛りつけに型くずれを起こします。イチゴだけでなく季節に合わせたフルーツでも応用が利きます。余ったクロスタータの生地は、クッキーのように焼いてもおいしくいただけます。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。