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フリーランス夫婦の年金を増やす4つの方法(4ページ目)

フリーランス(個人事業主)の人は、会社員や公務員などと比べるともらえる年金額が少ないといわれています。夫婦でフリーランスという方は必見!年金を増やす4つの方法を伝授します!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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あながち否定しきれない国民年金

年金手帳
国民年金の代わりを全て自分で準備しようとすると、大変なんだな……
このところ、将来の年金が不安、といった理由で、年金に加入しない人が増えているそうです。確かに自分が一生懸命払ってきた年金保険料が正しく記録されていなかったり、また将来を支える若い人が少なくなって、自分たちが年金受給できる頃にはもらえる年金額が減らされてしまうかもしれない……といった問題点があることは否めません。「それだったら、自分でお金を貯めて将来に備えた方がいい」と思う方もいらっしゃるでしょう。

■民間の生命保険と金融商品で代用できる?
では、国民年金保険料月14,410円(平成20年度)を毎月コツコツ積み立てたとしましょう。20歳から60歳までの40年で、合計6,916,800円になります。これを毎年792,100円(平成20年度の満額年金額)ずつ取り崩したとすると、8.7年……9年弱で底をついてしまいます。でも、国民年金なら、生きている限りもらえます。民間の生命保険会社などで終身年金保険に加入することを考えると、あながち悪くはない年金保険だと思います。

さらに、遺族年金や障害年金といった機能もあり、万が一亡くなったり、障害状態になった場合にも備えることができます。しかも支払う保険料は、全額社会保険料控除の対象になります。(生命保険料控除や年金保険料控除は、1年間に控除できる金額が限られていますね)


国民年金と自分年金を今から準備しよう!

相談
ボクは自分で運用できる401k個人型を始めてみようかな!
そうはいっても、国民年金だけで老後の生活を支えるのは相当厳しい、ということも事実です。国民年金を補う4つの方法を上手く活用しつつ、今のうちから貯蓄や投資で将来への準備を始めましょう。

そのためには、まず将来どんな暮らしをしたいか、そのためにいくらお金がかかるのか、予測を立てることが大切です。次に収入の予測を立てます。年金収入だけでは心もとない、という場合は働いて収入を得る方法もあります。フリーランスは定年がない、というのが良いところでもあります。今の仕事をいつまで続けて、どれくらい収入が見込めるのか、ビジョンを描いてみましょう。支出の予測と収入の予測が立ったら、足りない分を今からどうやって準備するかを考えます。

そういえば、先ほど登場したWEBクリエイターのタツヤさんは、将来法人化をしようと考えているとのこと。法人化したときに「401k企業型」へ移行することができるので、「401k個人型」に加入しようと検討しているそうです。仕事やキャリアの事業計画を立てると同時に、家計のプランもぜひ立ててください!



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