結婚後、マイホーム購入を目指す人が多い。住宅ローンを使って購入する人がほとんどだが、その利用もうまく考えたいもの |
結婚の平均年齢が男性 29.6歳、女性 27.8歳(厚生労働省「2004年人口動態統計月報年計の概況」より)ですので、結婚して10年ほど経ってマイホーム購入というのが平均的なようです。
そこで、28歳で結婚、10年後の37歳でマイホーム購入という典型的なパターンでの住宅ローンを考えてみましょう。マイホーム購入を決めたら、マイホーム貯金をするのは当たり前。 以下の3パターンをシュミレーションしてみたいと思います。
■Aさん…マイホーム貯金
■Bさん…マイホーム貯金 + 2万円のプラス貯金
■Cさん…マイホーム貯金 + 4万円のプラス貯金
この3人が住宅ローンを組んだらどうなるのでしょうか?
Aさん:頭金を購入価格の2割用意。月12万円の返済で35年ローン
3,500万円の新築マンションを、全期間固定、元利金等返済(毎回の返済額が一定のもの)、利率は3.5%、月々の返済は12万円以下(ボーナス払いはなし)の住宅ローンを利用して購入するとします。(住宅ローンや利率の最新情報は、All About 住宅ローンをご覧ください)まず、Aさんの場合。 「頭金として、最低でも2割の現金を用意するように」というアドバイスの元、700万円の頭金を用意し、残りの2,800万円を住宅ローンで借り入れることにしました(注:2,800万円の借入れが出来るかどうかは、収入などの条件によります。2,800万円の借入れが誰でも出来るという意味ではありません)。 この条件での返済計画は、以下のようになります。
・借入れ …2,800万円借入れ
・期間 …35年
・条件 …元利金等返済、全期間固定(利率3.5%)
・月返済 …115,721円(ボーナス払い なし)
・総返済額…48,602,979円
月々の返済は12万円以下に抑えられ、これで一安心……なんてことを考えてはいけません!
もし、結婚からマイホーム購入までの10年間、毎月少しずつでも別に貯金していたら……。そのお金をマイホームの頭金にまわすことが出来ますね。毎月マイホーム用にとプラスアルファの貯金をしていたら、どのようになるのでしょうか?
次のページでは、プラスアルファの貯金を毎月2万円実行したBさん、4万円を貯金したCさんの返済例を見てみましょう。驚きの結果ですよ!