住宅ローンとはどのような借り入れなのか、またうまい借り方はどんな借り方なのかなど、これから住宅ローンを組もうと検討している人はこれからどんどん情報収集をしなければなりません。そんなみなさんに、シリーズで「住宅ローン基礎の基礎」と題し、基礎知識からマル秘テクニックまで幅広く紹介していきましょう。


住宅ローンの昔と今

博士イメージ
住宅ローン基礎の基礎をマスターしよう!
さて一昔前の住宅ローンといえば、

公的融資の長期固定金利型ローン+銀行などの短期変動金利型ローン

という「住宅ローンの王道」がありました。これは右肩上がりの経済成長に後押しされるように、金利と年収が上昇する時代では理にかなっており、住宅金融公庫などは(一定の物件基準を満たせば)融資を受けることが難しくはありませんでした。住宅金融公庫の存在はとても大きなもので、皆さん公庫融資をうけておけば大丈夫という印象の時代でした。

さて現在(2005年)は、不動産価格の下落を引きずった影響が住宅金融公庫にも直撃する環境にあります。住宅金融公庫による個人向け融資の焦げ付き損失に来年度国が約370億円を投じるなど、今後も返済が困難な公庫利用者が増えれば、国費の必要額は数千億円にも膨らむ可能性もあると言われています。2006年度を目処に住宅金融公庫は廃止・独立行政法人化される予定ですが、国民負担による過去の損失補填をしている環境にあることは否めません。

皆さんは、大変な時期に住宅ローン組みをしなくてはいけませんが、そう悲観的になることもないでしょう。新型公庫ローン「フラット35」の登場と、民間金融機関の数々のキャンペーン情報は正しく選べば皆さんの強い「味方」になることでしょう。この「住宅ローン基礎の基礎」で一緒に住宅ローンを強~い味方にするテクニックをこれから学んでいきましょう。


住宅ローンのイメージって?

住宅ローンを「味方」にするには、まず住宅ローンとは何かを知る必要があります。ここで皆さんが住宅ローンという言葉に持つイメージを調査してみましたので紹介しましょう。「住宅ローンに対するイメージを教えてください」という設問に対するアンケート結果の集計です。以下がそのときの結果ですが、やはり「借金」という負のイメージが強いですね。

アンケート結果
住宅ローンの一般的なイメージはやはり「借金」!?(2004年3月:Yahoo!リサーチ調べ)


ことさら、借入予定者(本当に借り入れようと考えている人)については、最近の豊富な住宅ローン商品数やキャンペーン金利、繰上返済などの各種機能などで「複雑・わかりにくい」や将来の返済に対する「不安」がという回答が突出しています。逆に住宅ローンを「やりくり・節約」と結びつけるプラスのイメージを持つ方も増えていることがわかります。たぶんこのあたりのイメージを持つ人たちが住宅ローンを「やりくり・節約」することで味方につけて、うまく付き合っていく人たちなのでしょう。皆さんにもぜひ、このような人になってほしいですね。


住宅ローンを「味方」につける最大のポイント!

迷路イメージ
あなたは住宅ローン選びという「迷路」に迷い込んでいない?
現在マイホームを検討中の方や、既に返済中で借り換えを検討中の人、すべてにあてはまります。まずは住宅ローンを組む時には必ず以下を注意して検討するようにしましょう!

■住宅ローンとは10年以上の長いお付き合いを前提とすること!
■毎月いくら返済できるかは銀行が決めるのではなく、自分自身で決める!
■住宅ローン返済は、毎月の給料と貯金とのバランスが最重要!

住宅ローンの組み方や自分にあった商品選びで迷った場合は、常にここに戻ってこの3つのポイントを思い返してください。

今年2005年はペイオフの解禁が4月に控えています。その中で皆さんの住宅ローン組みや銀行口座の使い方などもこのシリーズで一緒に勉強していき「やりくり・節約」に活かす住宅ローン組みをしましょう。


次回からはシリーズ「住宅ローン基礎の基礎」は以下のトピックで構成していきます。ぜひお楽しみに!

第1回:住宅ローンとのうまい付き合い方
第2回:賢い住宅ローンの組み方
第3回:自分に合った金融機関を選べ!
第4回:7つの金利あなたはどれを選ぶ?
第5回:2種類の期間が明暗を分ける?
第6回:繰上返済のメリットと落とし穴
第7回:「借換え」はもはや常識中の常識
第8回:「ヤバイ、返せなくなった!」となったら…
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