変動金利の住宅ローンよりもっと危険なローン

危険な住宅ローン

危険な住宅ローンとは

こんな話を聞いたことありませんか。「変動金利の住宅ローンは、金利上昇リスクがあるので選択してはダメ。」

たしかに、低金利の状態が長く続いているので、これから注意すべきは金利上昇リスクです。だから「変動金利」の住宅ローンは、注意が必要です。(逆に、長期固定金利の住宅ローンには、金利非上昇リスクがあります)

しかし、「変動金利」の住宅ローンよりも、もっと注意すべき住宅ローンがあるのをご存じですか。金利上昇が家計に深刻な打撃を与える住宅ローン。それが「2年固定」の住宅ローンです。「変動金利」と比べた場合、「2年固定」の住宅ローンであれば、少なくとも金利が2年間は固定されるので安心と考えがち。ここでは「2年固定」の住宅ローンと「変動金利」の住宅ローンの比較をしてみます。

事例[2年固定の住宅ローン]

金額:3000万円
期間:30年
金利:0.45%「2年固定金利(当初期間優遇)」
返済:元利均等返済(ボーナス返済なし)
基準金利:2.80%
優遇金利:▲2.35%(ただし、当初期間終了後は▲1.60%)

このケースは金利の優遇が3年目以降「1.60%」となります。最初の優遇金利「2.35%」よりも小さくなる契約です。優遇金利とはいわば値引きのことです。3年目からは値引きの幅が小さくなってしまう契約です。そのため世の中の金利に上昇が無くとも、あなたの毎月の返済額は9490円増えることになります。

【2年固定ローンの返済月額(金利上昇が無い場合)】
● 1年目 8万9100円
● 2年目 8万9100円
● 3年目 9万8590円
上記のケースは金利上昇が無い場合の試算です。
それでは、もし、2年後に金利が2.0%上昇していたら、どうなってしまうのでしょうか?

【2年固定ローンの返済月額(金利上昇の場合)】
●1年目 8万9100円
●2年目 8万9100円
●3年目 12万6829円

金利の優遇が3年目以降は小さくなる事に加え、金利上昇影響をまともに受けてしまい、毎月の返済額は3万7729円増えてしまいます。家を買って2年後といえば、やっと新しい生活に慣れてきた頃。そのタイミングで、ローン返済が毎月3万円以上も増えて、家計は大丈夫でしょうか。とても不安ですよね。

それでは、もし「変動金利」の住宅ローンを選択していたらどうなっていたでしょうか。もっと悲惨なことになるのでしょうか。