事例[変動金利の住宅ローン]

金額:3000万円
期間:30年
金利:0.775%「変動金利(全期間優遇)」
返済:元利均等返済(ボーナス返済なし)
基準金利(店頭金利):2.475%
優遇金利(全期間):▲1.7%

「変動金利」を選択した場合、6か月毎に金利の見直しが行われます。つまり固定期間6か月の住宅ローンという事になるのですが、6か月毎に返済額が変わっては、家計管理が大変です。そこで、金融機関は「変動金利」の住宅ローンに独自のルールを設けているのです。

家計に大きなダメージを与えるのはどっち?

家計に大きなダメージを与えるのはどっち?

● 変動金利の住宅ローンの特徴

・返済額見直しは5年毎
・見直し後の返済月額は前月の1.25倍を上限とする

※ 銀行によって本特徴が該当しない場合があります。ご注意ください。

すこし、ややこしいですが、6ヶ月ごとに金利は見直しされても、あなたの銀行預金口座から引き落としされる金額は5年間変わらない事を意味します。(金利が上がれば、元金の返済ペースが遅くなる問題はあります)

【変動金利ローンの返済額】
● 1年目 9万3422円
● 2年目 9万3422円
● 3年目 9万3422円
● 4年目 9万3422円
● 5年目 9万3422円
● 6年目 11万6777円

金利上昇時であっても「変動金利」の住宅ローンであれば、5年間は返済額が変わらないのです。6年目に返済額が増えたとしても、2万3355円が上限です。

さて、2年後に上限無く返済額が増える可能性がある住宅ローンと、5年後に上限付きの住宅ローン、どちらが家計に与える影響が大きいでしょうか。「変動金利」の住宅ローンは、問題を先送りしているに過ぎないとの意見もあると思います。しかしながら、環境の変化に対応するための時間稼ぎができること。これは大きなリスク対策だと考えています。2回目の返済額が増えるタイミングは10年後です。

(注)この記事は「変動金利」の住宅ローンは「2年固定金利」の住宅ローンよりも、家計管理においては低リスクと論じています。「長期固定金利」との比較ではありません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。