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フラット35に借換えで返済額軽減!?(3ページ目)

フラット35の買取型は新規取得しか利用できませんでしたが、2009年6月より借換えにも利用できるようになりました。フラット35への借換えはどのように利用すると効果的でしょうか?

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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返済期間を延ばして、毎月返済額を下げる

収入が減るなどで、毎月の返済額の負担が重くなってしまったら、返済額を下げる方法の一つが返済期間を延ばすことです。通常は返済期間を延ばすことは難しいのですが、フラット35への借換えであれば可能です。

C.返済期間を最大限に延ばし、フラット35(21年以上)、金利2.82%に借換え
返済期間 35年?8年=27年
毎月返済額 108,726円
今後の返済額総額 約3,522万円
団体生命保険特約料 約136万円
総支払額 約3658万円
借換え諸費用 約60万円
総合計 約3,718万円

毎月返済額は、この方法を取ることで約2.2万円引き下げることができます。このまま返済をしていると、借換え費用も含めた総合計は、約250万円も増えてしまうので、繰上返済をしていく必要もありますが、今を乗り切るためであれば仕方のないことかもしれません。毎月返済額を下げるためには、変動金利型など金利が低いものへの借換えも選択肢になりますが、将来の金利上昇リスクを考えると、長期の固定金利の方が安心感は高いとも考えられます。いずれにしても、家計を建て直し、将来、繰上返済していくことが求められます。

その他、変動金利型などを借入れしている人で、将来の金利上昇が心配という場合には、毎月返済額は上がりますが、強力な借換え先の候補になるでしょう。長期の固定金利型の金利は、大手金融機関を中心に軒並み高水準になってしまっていますので、フラット35の現在の金利水準は大きな魅力といえるでしょう。


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