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住宅ローンは、今だけでなく将来も見据えて、タイミングを逃さずに見直しを!
最近、収入の低下などで、支出を減らすために住宅ローンの借換えを検討する人が増えてきています。収入の低下は、決して歓迎できることではありませんが、一つの「きっかけ」を与えてくれているという点では、見直しの良いチャンスをもらっているのかもしれません。

というのも、住宅ローンは進化しています。2,3年前の商品よりも、優遇幅も大きくなっているため、借換えを行うことでメリットが出る人も多いはず。借換えのチャンスを逃さないためのポイントを見てみましょう。

「固定期間が終了してから」では遅い

「3年固定なので、固定期間は安心」と固定期間が終わる頃に住宅ローンのことを考えよう、と思っていませんか?金利が上昇していたら、長期固定に切り替えよう、と考えているのであれば、固定期間が終了した時点では遅いかもしれません。固定期間中に金利が上昇してしまっている可能性があるからです。短期固定や、10年固定でも残りの固定期間が短くなってきている人は、金利が低いうちに借換えを検討した方が無難です。

固定金利期間が終了した後も、変動金利や短期固定でつないで行こう、と考えている場合には、固定期間終了後の金利優遇幅を確認しましょう。特に、当初固定期間の優遇幅が大きく、現在、1%台などの低金利で借入れしている人は注意です。例えば、固定期間終了後は?0.4%という場合、3年固定を選んでも、現在の金利水準でも適用金利は2.8%程度になってしまいます(店頭金利3.2%の場合)。

現在は、全期間一律優遇で、優遇幅が1%以上の商品が多く出ています。たとえ、現在の適用金利が高くなり、返済額が少し上がったとしても、残りの期間の金利を下げられるのであれば、総返済額は逆転する可能性もあります。

<例>現在の残高2,800万円、残り期間28年、店頭金利は3.2%のまま推移するとする。
●現在の金利1.5%、来年から店頭金利から?0.4%の場合
現在の毎月返済額 102,106円
来年からの毎月返済額 119,690円
今後の総返済額 約4,000万円

●全期間?1.2%のローンに借換え
毎月返済額 108,901円
今後の総返済額 約3,659万円

残り期間が長いほど、その期間の優遇幅がポイントとなってきます。優遇幅は、現在は大きくなる傾向にありますが、この傾向がいつまで続くかはわかりません。金融機関の方針変更によっては、優遇幅が小さくなる可能性もあり、いつまでも今のような商品が提供され続ける保証はありませんので、今の住宅ローンよりも優遇幅が大きく、借換えのメリットが出るのであれば、早めの借換えを検討しておきましょう。

その他、借換えのタイミングの注意点は次のページで。