住宅ローンの返済額平均はいくら?毎月いくら返している?

住宅ローン返済額の平均は毎月いくら?返済比率や借入額の平均を調査

住宅ローン返済額の平均は毎月いくら?返済比率や借入額の平均を調査


住宅を買おうとしているがローンの返済額をいくらにすれば良いかわからない、何度計算してみても不安だという方も多いと思います。今回は、住宅ローン返済額や返済比率の“平均”を紹介します。

住宅購入で失敗しない!住宅ローンの組み方5つのコツ』では不安を解消するための住宅ローンの組み方について解説していますが、今回は、住宅ローン返済額と返済比率の平均を知ることで、それぞれの家計が安心して返済できるボーダーラインはどこなのかを考えてみましょう。

住宅ローンの毎月返済額の全国平均は9万円

総務省が行っている「平成29年家計調査(2人以上世帯)」によると住宅ローン返済世帯全体の返済月額は90,723円。対する世帯収入は、1ヵ月で約60.7万円です(世帯全体の収入で、賞与含む)。

収入に対するローンの返済金額の負担割合である返済比率(返済負担率)は、約15%です。フラット35や金融機関の審査基準の返済比率が25%~30%(基準は金融機関や年収により異なります)ですので、実際にはかなり負担率を抑えてローンを借りていると思われます。

“平均”の取り扱いに注意

ローン返済の月額や世帯収入は、あくまで全国平均であり、全世代の平均です。今回統計データを参照している家計調査は、日本全国の世帯の縮図となるように調査対象世帯を選定しているので、実際とのバラつきは非常に小さいのですが、平均返済額の「9万円」には、東京の世帯の返済額もあれば北海道や九州の世帯の返済額も含んでいます。東京と福岡では土地の値段が全く違いますし、同一県内でも地域差は大きいです。当然に住宅ローンの金額や返済額も違ってきます。また、世代によってもバラつきもありそうです。もう少し”平均”を分解してみてみましょう。

住宅ローン返済世帯、世代ごとの返済額の違い

住宅ローン返済世帯の20代と50代を比べてみます。

ローン返済額は、20代:71,776円に対して、50代:99,126円
世帯収入(経常収入)が、20代:444,155円、50代:689,788円。

それぞれの返済負担率は、20代が16.2%、50代は14.4%です。
世代別の住宅ローン返済額の平均

世代別の住宅ローン返済額の平均



地域別の返済額

次に地域別の比較です。関東と九州を比べます。

ローン返済額※が、関東101,371円:九州83,485円
次に世帯収入(経常収入)※は、関東643,869円:九州574,564円。
※いずれも住宅ローンの返済世帯

それぞれの返済負担率は、関東が15.7%、九州が14.5%という結果になりました。
住宅ローン返済額の地域別の比較

住宅ローン返済額の地域別の比較


関東は収入も多いのですが住宅価格がそれ以上に高いのか、あるいは九州の方々はローンに対して慎重な傾向があるのかもしれません。

住宅ローンの借入額をシミュレーション

地域別のローン返済額から、どれくらいのローンを借りることができるのかをで単純計算でシミュレーションしてみました。

35年返済の固定金利(金利は1.25%、ボーナス払いは無し)の場合、関
東が34,469,816円、九州が28,387,927円となりました。
住宅ローンの月額返済額から借入額をシミュレーション

住宅ローンの月額返済額から借入額をシミュレーション


住宅ローン返済額から住宅価格の平均を推測

国土交通省の「住宅市場動向調査」によると、平成28年の自己資金と借入金の割合は、自己資金が約32%、借入金が約68%です。10年前の調査では借入金の割合は51%で、年々借入金の割合が高くなっています。

現在の借入金割合と前項で算出した借入額とを使って住宅の購入価格を見積もると、関東が約5千万円、九州は約4千万円です。住宅ローン借入額との差額が、自己資金(頭金)ということになります。

まとめ

ローン返済額や収入・返済比率の”平均”をご紹介しましたがいかがでしたか?ローン返済の月額や収入は、あくまで全国平均であり、全世代の平均です。平均を下回っているからと言って、失格というわけではありません。

平均の数字はあくまで参考程度とし、ご家庭ごとの状況を見極め、将来の計画をしっかり立てた上で判断するようにしましょう。

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