住宅ローンの借り換え・返済

住宅ローンの返済がきつい、そんなときどうする?【2023年版】

お金のこと、難しいですよね。不景気でますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は物価の上昇によって住宅ローンの返済が厳しいときの対応策を専門家が回答します。

井上 陽一

執筆者:井上 陽一

福岡発信のマネープランガイド

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お金のこと、難しいですよね。不景気でますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は物価の上昇によって住宅ローンの返済が厳しいときの対応策を専門家が回答します。

Q:物価が上がり住宅ローンの返済が厳しいのですが、どんな対応がありますでしょうか?

「物価が上がり住宅ローンの返済が厳しいのですが、どんな対応がありますでしょうか?」(40代・会社員)
物価が上がり住宅ローン返済が厳しくなってきました

物価が上がり住宅ローン返済が厳しくなってきました

 

A:まずは金融機関へ返済条件の変更を相談してみましょう

今にもローン返済を延滞しそうな状況であれば、まずは住宅ローンを借りている金融機関に返済の条件を変更できないかを相談してみましょう。次のような条件変更に応じてもらえる可能性があります。
  • 返済期間を延ばしてもらい、毎月の返済額を減らす
  • 一時的に返済額を減らしてもらう
  • ボーナス返済額の変更やボーナス返済を停止してもらう
2つ目の対応策は、住宅ローンの借り換えです。
金利や返済期間などより良い条件で借りることができれば、苦しい状況を脱することができるかもしれません。

ただし、借り換え時には新たな費用がかかりますし、契約内容も変わるので、必ず得をするとは限りません。収支予定表や比較表を作って、借り換え後の生活が楽になることを確認した上で実行してください。
 
3つ目の対応策は、リースバックです。

セールアンドリースバックとも言います。不動産会社などに自宅を売却し、売却した相手に賃貸してもらう方法です。売却したお金をローンの返済に充て、家賃を支払うことで同じ家に住み続けることができます。

リースバックの場合、次のようなことに気を付けてください。
 
リースバックの注意点とやること

リースバックの注意点とやること

住宅ローン残高より低い価格で売却してしまうと、残った住宅ローンの返済に家賃の負担が上乗せされることになります。売り先以外の専門家・プロへ相談するなどして慎重に進めましょう。
 
また、単純に住宅を売却するという方法もあります。売却後の住居を確保し、引っ越しをし、入居費用や家賃の支払いをしなくてはならない分、リースバックより面倒ですが、1つの会社に依存しないので、売却価格の高い相手を選ぶことができ、予算に合う家賃の住宅を見つけることができるなどの自由があります。
 
以上のように対応策を紹介しました。いずれも急場はしのげるかと思いますが、物価上昇はいつまでどこまで続くのかわかりません。家計の問題点を把握し、削れるところは削り、足りなければ収入を増やすよう手を打ち、強い家計を作ってください。

※専門家に質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。
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