年収が下がりそうなら、10月までに行動

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支出を減らすには、住宅ローンの借換えも効果的。でも、思わぬことで借換えができないことも。
借換えと言えども、審査は新規購入のときと、ほとんど同じです。ですから、収入も大きな審査のポイント。最近は、残業代が減って、年間にすると収入が数十万円減ってしまいそう、という人も多くなっているでしょう。年収が減ったことで、借換えができなくなってしまう可能性もあります。

<例>現在の残高2,800万円、残り期間28年
年収500万円 → 年収450万円 に減少
借入れできるのは、約2,650万円まで(審査金利4%、年間負担率35%で試算)

上記の例では、借換えをするためには預貯金から150万円くらいを繰上返済に充てる必要が出てきます。年収が下がった上に、預貯金を減らすのはリスクがありますね。特に、夫婦で借入れしている人は注意が必要です。夫婦ともに年収基準を満たす必要があるため、どちらかの年収が大幅ダウンしていると、借換えしにくくなります。

会社員の場合、年収は前年の収入が基準となります。本審査の時には、最新の年収を証明する書類が必要となるので、今年の年収が下がりそうな場合には、10月ごろまでに借換えの手続きを行っておくのが無難でしょう。

健康状態が良好なうちに借換えを

住宅ローン借入れにおいて、忘れがちなのが、健康状態です。ほとんどの金融機関では、借入れ要件の一つに、「団体信用生命保険に加入できること」を挙げているのです。つまり、住宅ローンを広い選択肢の中から選ぶには、生命保険に加入できる健康状態であることが必要なのです。

健康な状態を維持できるかどうかの確証は、誰にもありません。年齢を重ねれば重ねるほど、そのリスクは大きくなります。住宅ローンも、生命保険同様、健康なうちに見直ししておきましょう。

以上、住宅ローン借換えのタイミングで注意したい点を3つほど挙げてみました。金利、年収、健康状態、いずれもいつ状況が変化するかわからないものばかり。後延ばしにすることによって、借換えができなくなったり、借換えのメリットが無くなったりしてしまう可能性もあるのです。今、比較してみて、借換えのメリットが出るのであれば、なるべく早く行動に移し、少しでも状況を良くしておくことが望ましいでしょう。それ以上に良いローンが登場したり、環境が好転した場合には、再度借換えをすることも可能ですので、今できるベストを目指したいですね。

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