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雪景色を独り占め! 冬ごもりの温泉宿

冬のうちに一度は行っておきたい雪見の露天風呂。しんしんと降る雪を横目に、宿にこもってぬくぬく過ごしたいもの。特に乳白色の湯は雪の白さと相まって本当にキレイ。冬季限定のひとり旅プランが利用できる宿も!

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

冬本番のこの季節、決まって恋しくなるのが、雪見の露天風呂ではないでしょうか? できることなら、宿にこもって好きなだけお湯に浸かり、あとは部屋のこたつでぬくぬく過ごす……。こんな贅沢な過ごし方ができるのも、冬ならではですね! 乳白色の湯なら雪景色と相まって、本当にキレイ……。ということで、今回は私が好きな温泉地の3本の指に入る、長野県白骨温泉の宿を2軒ご紹介します。白骨温泉の湯はいにしえより「3日入れば3年風邪を引かない」と伝えられる薬効の高い湯。胃腸病にも効能があると言われ、温泉で炊く温泉粥が名物の宿も多くあります。

白骨温泉へは、電車ならJR新宿駅から特急あずさで約2時間30分、JR松本駅から松本電鉄で新島々駅まで約34分、松本電鉄バスに乗り換えて約1時間25分で白骨温泉バスターミナルに到着です(冬季のみ松本~白骨温泉の直行バスが1日往復1便あり)。車の場合は、長野自動車道松本ICから国道158号を経由し、本来なら県道白骨温泉線を利用するのですが、現在は冬季通行止めのため、乗鞍高原経由のスーパー林道を利用します。松本ICから約1時間30分で到着。雪深い場所なので必ずチェーン持参で向かいましょう。

冬季限定のひとり旅プランを利用して、のんびり雪見風呂

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すっぽりと雪景色に包まれた、真冬の「湯元斎藤旅館」
まずはじめにご紹介するのは「湯元斎藤旅館」です。元文3年(1738年)、白骨温泉で初めて湯宿を始めた大野川村の庄屋が祖先と伝わる、明治元年創業の白骨温泉一の老舗宿。歌人の若山牧水や、白骨を舞台にした小説「大菩薩峠」で知られる中里介山も宿泊したという歴史のある宿。4つの宿泊棟と2つの湯屋棟を含む7棟からなり、古民家風の造りで統一されています。

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浴槽の周りはもちろんのこと、周囲の山々も真っ白に雪化粧した、鬼が城の野天風呂
鬼が城にある男女別の野天風呂では、こんもり積もった雪風景に抱かれて、雪見風呂が楽しめます。また湯元館「薬師の湯」では、檜の香る大浴場と露天風呂でリラックス! さらに貸切風呂「仙人の湯」(45分2,100円)では、窓越しの雪を見つめながら広々とした檜造りの浴槽を独り占め。滞在中に思う存分、湯めぐりが楽しめそうです。湯浴みのあとには、食事処「あづみ野」で、信州の恵みたっぷりの会席料理が、朝食では名物の温泉粥が味わえます。

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信州の山の幸をたっぷり使った会席料理は食事処「あづみ野」で
こちらの宿では、4/20まで冬季限定の「のんびり一人旅プラン(1日限定3組)」を実施中。繁忙期のひとり泊まりはかなり難しいので、冬季ならではのうれしいプランです。牧水荘宿泊なら1泊2食付きで1名23,250円、新館(介山荘、昭和館)宿泊なら28,500円です(休前日はそれぞれ2,100円アップ)。

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標準タイプの客室「牧水荘」は10畳一間。窓の外はすっかり銀世界に
しかも、特典が3つも付くのがうれしいポイント。まず1つめはグラスワインまたはソフトドリンク1杯サービス、2つめがタオル、バスタオルを各2枚ずつ用意してくれること。そして3つめが足裏マッサージ20分無料サービス。どれも女性にとってはうれしいサービスばかりですね!

湯元斎藤旅館
・住所:長野県松本市安曇白骨温泉4195
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:0263-93-2311
・料金:のんびり一人旅プラン 1泊2食付きで1名23,250円~(通常は1室2名利用で1名1万5900円~)
・交通:白骨温泉バスターミナルから徒歩10分(要予約で無料送迎あり)

次ページでは、つい先日私も宿泊した、お気に入りの一軒をご紹介します!
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