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2006年の五山の送り火の過ごし方

今年の五山の送り火のご予定は、お決まりですか?まだ間に合います。今年は、少し違う鑑賞方法をしてみませんか。

執筆者:岡本 美科

大文字
ご先祖様をお送りする雄大な行事です
祇園祭が終わり京都の夏の風物詩の最後の行事と言えば、五山送り火です。お盆の休日という事もあり、こちらも沢山の人が見に来られます。さて、皆さんは今年の大文字さんの日は、どのように過ごされますか?

【contents】
■さてさて、大文字って何?……P1
■地元流・五山の送り火の楽しみ方・過ごし方をお教えします……P1
■高層ホテルで京都の夜景と共に楽しむ……P2
■ゆるりと京懐石と共に楽しむ方法・京大和にて……P3
■大文字の地元に伝わる裏話……P3

<関連サイト>
All About内の旧ガイドの記事
京都新聞の2005年の五山の送り火のページ
「マイ お気に入りスポット」や「ここだとよく見える」などのコーナーを参考に。
京都市観光協会の五山の送り火のページ
点火情報や見どころ場所などの説明あり。

さてさて、大文字って何?

大文字
迫力ある神聖なる炎
五山の送り火を京都では、総称して大文字さんなどと言います。ご先祖の霊を向かえそして16日にお送りするという送り火の事。そのため敬意を表し「さん」を付けて呼びます。京都では、事がらやモノなどに「さん」付けしたり「●●してはる」などと言う敬語を使います。それは、敬意や親しみを意味する事からで、それがいわゆる日常の京都の言葉になりました。

さて、大文字は、いつぐらいから行われたかですが、色々な説があります。平安時代や室町時代、江戸時代など様々な説があり、その中でも有力なのが、室町時代の足利義政とされています。と言うのも大文字が東山にあって、真正面に西に向いていません。大文字の真正面は、京都御所・その北隣にある足利義満が創建した相国寺とされています。しかし、宗教的な儀式である五山の送り火は、平安時代の弘法大師の時代とも考えられており、どの時代であるかは、今だわからないままです。その他、送り火に関する裏話は、こちらから。

地元流・五山の送り火の楽しみ方・過ごし方をお教えします

大文字
船形は、西賀茂の船山に幻想的に浮き上がります
「送り火は、どこで見たらよいの」や「どこが空いているの?」などよく聞かれます。これも京都の三大祭りと同じく、まず人が多いのは覚悟してください。しかし三方の山で点火されるため地域的には、分散されるので他のお祭・行事よりも少々マシかとは思います。それぞれの五山の送り火のお奨めスポットは、旧ガイドの方の記事に書かれているのでこちらを参考にしてください。
All About内の旧ガイドの記事

私の送り火の日の過ごし方は、実家の修学院の近辺の松ヶ崎あたりで妙、法か祖母の家が下鴨ですので、東山の大文字などを出雲路橋で見るなどが主です。また以前は、銀閣寺門前の志納所にて護摩木を購入し願い事などを書き奉納したり、また夕方あたりから送り火の準備をされる姿を見ながら登ったりもしました。翌日朝早くや五山の送り火終了後などに魔除け・厄除けになると言われている消し炭を求めて山を登ったりとされる方も多いです。
※現在、関係者以外は当日19:00ぐらいには、安全のため下山。

その他に旧ガイドの方の記事にもありますが、お奨めするのは嵐山の渡月橋です。結構ベタな場所で人は多いです。そこからは、大文字や鳥居形が見えます。点火の前には、灯ろう流しが行われるので、少し前に行きその風景を眺めながら場所取りをし、そして大文字の点火を待ちます。地元で見ていたものよりも、待っている間の灯籠流しなどを見ているためか、厳粛な気持ちで見ることができ、お盆という日を改めて感じ取れる気がします。また暑い京都の夜を過ごすには、やはり浴衣がぴったり。五山の送り火の日には、是非浴衣を来て出かける事をお奨めします。遠方の方のためには、お得な情報をお知らせします。

大文字当日、来店し浴衣をレンタルするとそのままプレゼントしてもらえるというお得なプランがあります。そんなお得プランを出しているのが「着物レンタルサロン 夢館」。大文字当日は、21:00まで営業しているので、荷物なども預かってもらえて大変便利です。
※帯・下駄、などの着付小物類は、レンタル後のご返却が必要です。

■着物レンタルサロン 夢館
所在地:京都市下京区高倉通五条上る
TEL:075-354-8515
営業時間:10:00~18:00
料金:浴衣レンタルプラン4,200円、男女カップルプラン7,350円、ヘアセットオプション+2,100円
交通・アクセス:地下鉄烏丸線「五条駅」より1番出口、東へ3分
地図:地図情報
HP:http://www.yumeyakata.com/kimono/index.html

その他に「五山の送り火を京都の夜景と共に見る」を次のページでご紹介します。
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