体感型博物館の「時雨殿」が嵐山にオープン

新緑の嵐山と保津川は、やはりホッとする景色です

京都の有名・観光地である嵐山に2006年1月、新しく体感型アミューズメント施設「時雨殿」が出来ました。あまりに観光の人や車が多いため、ここまで来ることがなかったのですが、新緑の美しい嵐山に久しぶりに訪れ、「時雨殿」を体験してきました。

今、京都商工会議所が中心となって新しい観光スポット「時雨殿」や百人一首の歌碑を建立し、嵐山を散策ができるよう年内にも整備する計画を立てているそうです。この嵐山も温泉が出たり、新しい観光名所が建立されたりと変わってきています。何度も訪れた方も多いはずですが、今年のGWは是非新しい体感型アミューズメント施設で新しい嵐山を楽しんでみませんか。その近くにあるガイドお奨めの甘味処とおみやげ物も紹介します。

鉄筋コンクリート造り２階建ての外観は、シンプルで落ち着いています

こちらは、財団・小倉百人一首文化財団（理事長・山内溥任天堂相談役）が、小倉百人一首（※1）の発祥の地、嵯峨野の小倉山の麓、渡月橋の近く設立しました。そんなロケーションが抜群の場所で、デジタル映像技術と任天堂DSというハイテク機器を使用した新しい百人一首の世界が体験できます。

※1　藤原定家が息子の妻の父宇都宮頼綱（法名：蓮生）の依頼で山荘に飾る色紙に歌を染筆したいという事で百人の人の最も代表的な和歌を一首ずつ選んだものの事を言います。

【contents】

どたばた動いて、巨大かるたあそびで百人一首を体験する……P1

京都空中散歩で京を知る……P2

勝負だ！勝負だ！清少納言とかるた取り……P2

パノラマの風景が広がる2階大広間……P2

ガイドお奨めの甘味処でホッと一息……P2

＜関連サイト＞

時雨殿……時雨殿のオフィシャルサイト。アクセスや営業時間等などの案内があります。

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まず、荷物をロッカールームに預けます。両手でDSを持ち動き廻るアトラクションのため出来れば身軽になった方がやりやすいです。嵐山を借景する庭園の横の廊下を進みます。廊下の壁面には、小倉百人一首の由来などを説明したプレートがあるので、まったく知らなくてもここを読めばだいたいの事はわかります。

大きな札と百花繚乱の部屋

どたばた動いて、巨大かるたあそで百人一首を体験する

和の雰囲気のかわいらしい任天堂DS「時雨殿ナビ」を受け取り、最初のアトラクションの部屋へと進みます。「大きな札」というアトラクションは、「時雨殿ナビ」に出てくる百人一首を見ながら床の映像の上で操作するという巨大なかるた遊びです。


着物を着た女性が上手に京都弁で親切にポイントポイントにて立っているので操作がわからなくても説明してくれるため安心です。実は私、DSを触るのは初めてなんです。

色鮮やかな札でかるた取りをします

結構難しく、その場にいる全員の方とするので、終了後順位が出てきます。ついついムキになってするため、あっという間に終わってしまいます。人が多くなければ何度でもする事が出来、私は2回もしてしまいました。

百花繚乱の壁に向かうとDSが勝手に反応します

壁面は「百花繚乱」と名付けられた百人一首の歌が屏風に見立てて展示されているパネルがあります。これに近づくと、それぞれの壁面の歌に対応したかるたが表示され、「時雨殿ナビ」に表示される朗読や歌意をタッチすると朗読をしてくれたり歌の解説をしてくれます。ここの部屋には百人一首の全てについてが展示されています。
あまり百人一首をご存じでない方も実際に体験をするので、充分楽しめて面白いかと思います。また昔から興味を持って知ってらしゃる方は、体で体験が出来るのでまた今までとは違った楽しみだと思います。

まだまだ面白いアトラクションがあります。次は、「京都空中散歩」や清少納言とかるた取りと施設近所のお奨めスポットの紹介です。