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映画 新着記事一覧(69ページ目)
住民から疎外される、いとこのふたり「さらば箱船」
この映画は、いとこ同士の捨吉とスエの恋愛も描かれていますが、それより村における二人の立場が重点的に描かれています。禁断的ともいえる関係の中で、住民から疎外され、時には嫌がらせもされる。村人に対して自己を主張するというよりも、それを黙って受け入れるふたり……。この映画は難解ですが、死を前にした寺山修司独特の世界観を見ることが出来ます。
口コミでおすすめの恋愛映画(邦画)投稿記事70年代末の映画界の状況を反映した時代劇「影武者」
戦国武将・武田信玄の影武者となった盗人が奇妙な才覚を発揮して敵も味方も欺いていく姿を描きます。黒澤監督は合戦シーンを正面からは描かず、人間ドラマの方に重きを置きました。また、この映画は、70年代末から80年代初頭にかけての映画界の状況や、関係者のそれぞれの立場を内包し、反映しているとも言えます。
口コミでおすすめの戦争・歴史映画(邦画)投稿記事敗戦の傷を抱えながらも野球を通して希望を見いだす
野球という子供達にとって初めてのスポーツを通して戦後の新しい社会を生きていくというストーリー。これはただの子供たちのスポーツ映画ではありません。どちらかというと敗戦による大人達の傷にも焦点をあてて描いています。誰もが敗戦による空虚感や脱力感を抱えながらも、希望を見いだせるような作品です。
口コミでおすすめのスポーツ映画(邦画)投稿記事昭和初期の松竹撮影所の青春群像「キネマの天地」
松竹50周年記念作品として製作され、昭和初期の松竹蒲田撮影所内の青春群像を描きました。監督は山田洋次、脚本に井上ひさしと山田太一が参加した豪華版です。中心に描かれるのは、新進女優と助監督の淡い恋。「蒲田行進曲」を基調に、明るく元気な気持ちにさせる山本直純の音楽も印象に残ります。
口コミでおすすめの青春映画(邦画)投稿記事甘酸っぱい男女入れ替わりの青春映画「転校生」
現実には考えられない男女の入れ替わりというテーマを思春期の甘酸っぱさと共に描いた秀作です。ちょっと思春期特有のくすぐったさもありますが、見ておいて損はない映画です。のちに公開された「時をかける少女」「さびしんぼう」と合わせて“尾道三部作”と呼ばれます。
口コミでおすすめの青春映画(邦画)投稿記事ピー助との友情を描いた「ドラえもん のび太の恐竜」
映画ドラえもんシリーズの記念すべき第1作。のび太とピー助の時代と種を超えた友情を描いたものです。ストーリーの完成度が高かったからか、子供向けのアニメとしては異例のヒット作品となりました。当時も、子供だけでなく、大人も楽しめる映画だったのだと思われます。家族でほのぼのできる映画としておすすめです。
口コミでおすすめのファミリー映画(邦画)投稿記事愛すべきキャラクターがたくさん「となりのトトロ」
たくさんの愛すべきキャラクターが登場しますが、大人になって再び見るとサツキに感情移入せずにはいられません。小学6年生の女の子には大きすぎるいろんなものを抱え、明るく振舞う姿には泣いてしまいます。子供から大人にまで愛される不朽の名作で、これからも愛され続ける作品だと思います。
口コミでおすすめのファミリー映画(邦画)投稿記事飛行石と空から降ってくる少女「天空の城ラピュタ」
スタジオジブリ製作映画の第一作です。もうすぐ公開から30年がたとうとしていますが、今でも子供から大人にまで愛される作品です。ユーモアたっぷりの登場人物の数々や美しい音楽などがあるのが宮崎アニメのバランスの良さであり、愛される理由だと思います。
口コミでおすすめのファミリー映画(邦画)投稿記事モノクロで昭和30年代初頭を再現「泥の河」
昭和30年代初頭の大阪を舞台に、川べりの食堂に住む少年と、対岸に繋がれた廓舟の姉弟との出会いと別れを描きます。この映画は、直接戦争を描いたものではありませんが、形の違う反戦映画だとも言えるのです。製作当時はすでに珍しいものになっていたモノクロフィルムで撮られ、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたことも、大きな出来事でした。
口コミでおすすめの文芸映画(邦画)投稿記事マックィーンが魅せる最後の雄姿「ハンター」
今作はスティーブ・マックィーンの遺作です。撮影中、すでにがんに侵されていた彼の動きに往年の切れはなく、そこまで見せなくとも……と思うのですが、ここに彼の一流のメッセージが込められているのです。アクションスターとしての最後の意地を示すため、病と闘いながら撮影した彼の役者根性に胸を打たれます。
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