マネジメント
マネジメント事例(3ページ目)
話題のニュースをケーススタディに、マネジメントの視点から考察します。
記事一覧
ペヤング問題が一石を投じた企業のリスク管理とは
ガイド記事大関 暁夫露呈した「まるか食品」のリスク管理意識欠如まるか食品のカップ麺への異物(虫)混入事故への対応で、もっとも問題ありとされているのは、事故発覚時に「製造工程上、考えられない」というコメントを即座に出したことでしょう。結果的にこのコメントは、保健所による立ち会い検査により「製造工程での混入は否定できない」...続きを読む
ダイエーを消滅させた「ふたつの誤算」とは?
ガイド記事大関 暁夫「誤算」が生んだ大発展からの急降下1957年に創業者中内功氏が「主婦の店・大栄薬局店」を開いてスタートしたダイエーは、店舗の拡大、業態の拡張を繰り返し、60年代以降大きな発展を遂げました。72年には三越を抜いて小売売上高日本一を達成。80年代以降にはデパート、ホテル、プロ野球球団経営と一段の多角化を...続きを読む
予備校から不動産業へのシフトか 代ゼミの強みとは?
ガイド記事大関 暁夫代ゼミが7割閉校を決めた大手予備校代々木ゼミナール(以下代ゼミ)が全国の7割の校舎を閉め、旧校舎を活用した不動産業に軸足を移行するというニュースは、衝撃をもって報じられました。企業がそれまでの本業とは全く別の領域に踏み出す際に重要なことは、同業他社の追随を許さない自社の強みがどこにあり、それをいかに...続きを読む
期限切れ肉加工が示唆するファーストフードの限界点
ガイド記事大関 暁夫傷ついたブランドイメージ中国における腐敗肉加工事件は大きな波紋を呼んでいる問題の企業は上海の食肉加工会社「上海福喜食品」。品質期限の切れた鶏肉などの加工食品を納入したり、工場で床に落ちたハンバーガー用のパテを素手で生産ラインに戻したりしていた、と中国メディアが伝え大騒ぎに。日本ではマクドナルドやファ...続きを読む
ベロマークの意味とは?ストーンズに学ぶブランド戦略
ガイド記事大関 暁夫アンチ・ビートルズの象徴ライブ会場のグッズ売場には連日2時間以上待ちの列がローリング・ストーンズは1963年に英国でレコードデビュー。今年でデビュー51年を迎えます。この2~3月にはワールドツアーの一環で日本にも通算6度目の来日を果たし、東京ドームでの3公演はS席のチケット代金18000円という過去...続きを読む
富裕層の違い? シティバンク撤退にみる日本的事情
ガイド記事大関 暁夫日本でプライベートバンキングを標榜したシティバンクシティバンク(以下シティ)はアメリカに本拠を置く国際的金融機関で、その日本法人が07年に設立されたシティバンク銀行です。同行は、100年以上前から日本で銀行業務を続けており、それが今回、個人業務からの完全撤退を表明しました。実質は、わが国での主体的業...続きを読む
ソニーとアップルの明暗を分けた21世紀型市場戦略とは
ガイド記事大関 暁夫プロダクトアウトとマーケットインという考え方はじめに対をなすふたつのマーケティング思想について簡単に説明します。ひとつは、プロダクトアウトと呼ばれる考え方であり、今ひとつはマーケットインと呼ばれる考え方です。プロダクトアウトとは、企業が製品やサービスを世に送り出す際に企業の論理や技術優先の考え方でお...続きを読む
ドーナツは語る!セブンとローソン、真逆の戦略とは
ガイド記事大関 暁夫ドーナツ戦略で垂直展開のセブンイレブンコンビニエンスストア業界(以下コンビニ業界)首位のセブンイレブン・ジャパンは先日、オリジナルのドーナッツ販売に大々的に乗り出すと発表しました。この報道に関する一般的な受け止め方は、「セブンがドーナツ業界へ殴り込みか」と言ったトーンが主流なのですが、実はこの戦略は...続きを読む
サッカー日本代表、早過ぎる敗退に学ぶマネジメント論
ガイド記事大関 暁夫カギ握る大会直前の国際試合今ワールドカップ開催前の国内は、早くから前大会以上を期待する国民の熱気に溢れていました。世界の一流クラブでプレーする選手が飛躍的に増えたこと、予選を楽に勝ち上がり世界最速で大会出場を決めたことなどが国民の期待感を大きくしたのでしょう。しかし、ふたを開けてみれば1勝もできない...続きを読む
3つの基本戦略で紐解くサムスンVSシャープの戦い
ガイド記事大関 暁夫サムスンのコスト・リーダシップ戦略の成果と限界ここ数年の競争激化で、浮き沈みの激しい戦いを展開している内外家電メーカー。競争優位を勝ち取るための基本戦略を解説しつつ、内外家電メーカーの代表例としてサムスンとシャープの戦略をここに落とし込んでみたいと思います。事業には同じ分野の製品、商品、サービスを扱...続きを読む