食と健康
旬・季節の食事の食べ方・レシピ
季節ごとの旬の食材。安く手に入り、栄養価も高く、季節の健康管理に活かしやすいのが魅力です。旬の食材について詳しく知りたい人に、季節ごとの旬の食材の基礎知識、上手な活用法、注意点などをまとめました。
記事一覧
栄養面でも理にかなっている冬至の言い伝え
ガイド記事南 恵子冬至は、命のよみがえりの日冬至は、一年の中で最も昼間(太陽が出ている時間)が短く、古代中国では「一陽来復」として暦の起点になっています。古代ヨーロッパでも太陽が一旦衰えてまた命が蘇ると考えられ、重要な行事やお祭りが行われていました。後にキリスト教と結びついてクリスマスという形になったと考えられていま...続きを読む
お餅は太る? 太りにくいお餅の食べ方とは
ガイド記事南 恵子餅はごはんより太る?それは、ついつい食べ過ぎてしまうからかも餅はごはんよりカロリー高め?餅の原料となるのはもち(糯)米。私たちが、ふだんの食事の主食としていただくごはんの原料はうるち(粳)米で、どちらも米です。もち米は、米として食べる場合はおこわとして、また粘りが出るまで搗いて餅として雑煮や焼き餅、...続きを読む
中毒症状はなぜ起こる? ギンナンの栄養成分と注意点
ガイド記事南 恵子古くから咳・痰の薬用悪臭のする果肉の中にある核がギンナン。秋になるとイチョウの葉が色づき、種子ができます。よくイチョウ並木では足元に落ちていますが、それを踏むと最悪……強い悪臭がします。その種子の外側の柔らかい部分を外種皮といい、中種皮の中の核がギンナンです。実はこの実の果肉には、ギンコール酸という...続きを読む
喉の乾きやイガイガに、癒しの梨ドリンク
ガイド記事南 恵子乾燥の秋に旬を迎える、水分豊富な梨乾燥する秋には、水分たっぷ梨などの果物が旬を迎えます。秋に旬を迎える梨は、漢方などでも、喉の乾きや肺に潤いを与える食べ物とされ、絞り汁でうがいするなどの手当法が、古くからの民間療法でも伝えられています。乾燥しやすい季節に、水分たっぷりの梨が旬を迎え、まさに「季節のも...続きを読む
冬が旬!カリフラワーの注目成分と使い方
ガイド記事南 恵子カリフラワーの注目栄養成分「グルコシノレート」カリフラワーはアブラナ科の野菜。辛味成分の機能性が注目されています。カリフラワーは、キャベツや大根などと同じアブラナ科野菜です。アブラナ科野菜にはグルコシノレート(辛子油配糖体)が含まれています。グルコシノレートは、そのままでは辛くありません。細胞が壊さ...続きを読む
ジメジメ夏に食欲増進!さわやかモモの冷製スープ
ガイド記事南 恵子モモとヨーグルトの冷製スープで食欲増進爽やかで上品な風味が魅力的な桃。そのまま食べるだけでなく、お料理にも使ってみましょう。日本らしい蒸し暑い日が続くと、たちまち食欲が落ちますね。こんな時には、ガイドはよく果物を活用します。果物の酸味や甘み、華やかな香りが、食欲を刺激してくれるように思うからです。特...続きを読む
風味豊かな「実山椒」でジメジメ梅雨も食欲増進
ガイド記事南 恵子日本原産の薬味、サンショウぴりりっとした辛味と、甘く爽やかな香りが魅力の実山椒サンショウは、英語ではJapanpepperと呼ばれるように、日本原産で最古のスパイスと見られています。『日本食生活史』(吉川弘文館)では、青森県の縄文時代の遺跡からサンショウが入った土器が発見されており、刺激性のある辛い...続きを読む
長寿を願う重陽の節句に、菊花料理を
ガイド記事南 恵子β-カロテンや葉酸などを含む食用菊煮物椀や汁物に、菊花を加えると、彩りよく秋の風情に9月に入ると、不思議と朝夕は涼しくなってきます。今月9日は重陽の節句。お正月や雛祭り、端午の節句、七夕と比べると、存在感の薄い節句ですが、初秋の風情を楽しみたいものですね。古代中国では、菊は邪気を祓い、長寿をもたらす...続きを読む
梅仕事の季節到来! 梅の有効成分を引き出すコツは?
ガイド記事南 恵子特徴的な酸味は、有機酸梅干しや梅酒、梅ジュース等、梅仕事を楽しむ季節。梅は、薬膳では食品の毒、余分な水、古い血の三毒を絶つ薬効があると考えられています。暮らしの中で、「梅は、その日の難逃れ」という言い伝えがあり、朝食等に梅干しが添えられてきたのも、経験的に食あたりや腹痛や風邪などの手当に役立てたこと...続きを読む
よもぎ餅からよもぎ蒸しまで! 女性の健康とよもぎ
ガイド記事南 恵子幅広く使われるよもぎ……魔除けから草餅、よもぎ風呂まで注意深く見ると、道端にもよもぎを見つけることができます。よもぎは、全国各地の山野や草原はもちろん、日当りのよい土手や道路の片隅でも簡単に見つけられる、とてもなじみのある野草の一つです。私自身も、子どもの頃母や姉と摘んで、草餅を作った思い出がありま...続きを読む