アフリカの料理(6ページ目)

アフリカ屈指の美食国、南アフリカ料理

本格的な刺身や寿司が食べられる

食のレベルの高い南アフリカ。とくに首都ケープタウンには世界各国のグルメが集結しています。ちょうどケープ沖がマグロの好漁場にあたるため、寿司の人気もかなりのもの。また、魚料理を好むポルトガル人やギリシャ人が多く住んでいることから、シーフード料理を出すレストランも充実しており、店のメニューには「ラインフィッシュ」（本日のお魚）が並びます。

まるでヨーロッパ!? ケープタウン、ウォーターフロント地区のレストラン

ケープ州は17世紀半ば以降、オランダ東インド会社の中継港として栄えたところ。インドネシアやマレーシアからの移住者による香辛料の風味が効いたケープ・マレー料理も名物になっています。代表的なメニューは、肉や魚のミンチにスパイスや卵を加えた「ボボティー」など。また、イギリスの植民地時代にはヨーロッパの影響と同時に、本格的なインド料理も伝えられました。伝統的なアフリカ料理には肉が多く用いられ、「ブラーイ」と呼ばれる野外バーベキューも人気。かつてはライオンなど野生動物を遠ざける役目もあったといわれています。

レソト料理

豆をチキンスープで煮た「サンプ」

四方をぐるりと南アフリカ共和国の囲まれた珍しい国、レソト。四国の1.6倍という国の大きさゆえ、レストランの数はそれほど多くありませんが、地元の料理としては、オックステール（牛の尾）など料理が味わえるほか、ステーキなど肉料理を出す店をよくみかけます。