アフリカ料理ってどんなもの?

アフリカは世界の面積の約2割を占める広大な大陸で、50以上の国々に9億人を超える人たちが暮らしています。当然、グルメも多種多様で一括りにはできません。イスラム教徒が多い北アフリカの料理には中東アラブ諸国との共通点も見られますが、東アフリカや西アフリカではトウモロコシなどの粉を練った主食とおかずのシンプルなスタイルが基本。さらに知られざる寿司処の南アフリカやサファリで味わう珍しい野生動物の肉まで、バラエティ豊かな食に出会えます。

ナイルの恵みがもたらす豊潤な土地の味、エジプト料理

エジプト
食材が豊富なエジプト。市場にはカラフルな野菜や果物が並ぶ COPYRIGHT : RIEGER Bertrand/hemis.fr
エジプトパン
主食は「エイシ」と呼ばれるパン。これにおかずなどを挟んで食べる COPYRIGHT : GARDEL Bertrand/hemis.fr
降水量が少ないにも関わらず、豊かなナイル川の恵みを受けて、古くから多くの穀物が栽培されてきたエジプト。料理は地中海と中東のテイストが適度にミックスされ、トマトがよく使われます。エジプトの国民食ともいえる「コシャリ」もトマトを使った料理で、米やマカロニにレンズ豆を混ぜ、トマトソースをかけていただきます。店によって味が違うので食べ比べるのも楽しいはず。

国民の90%がイスラム教徒なので豚肉にお目にかかることはまずありません。羊や牛、鶏肉などが主ですが、名物はハト料理。なかでも詰め物をしたハトのグリル「ハマムマッハシ」が有名です。最近は日本でも一般的になったモロヘイヤはエジプト原産といわれており、なんでもかのクレオパトラも愛食していたとか。現地ではみじん切りにした葉をたっぷり使ってスープを作るのが一般的です。