ウガリとおかずのシンプルスタイル、ケニア料理
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ケニアのビール、タスカー |
広大なサバンナを有するケニアの主食は、トウモロコシやキャッサバなどの粉をお湯で練った「ウガリ」。ケニアをはじめ、東アフリカでは広く食べられているものです。このウガリを肉や野菜を煮込んだおかずと一緒に食べるのが食事の基本スタイル。おかずの定番は、焼き肉を意味する「ニャマ・チョマ」、肉とバナナやジャガイモを煮込んだ肉じゃが風の「カランガ」など。また、肉の付け合わせには「カチュンバリ」と呼ばれる生野菜のサラダもおなじみです。日本には到底及びませんが、アフリカでは米を食べることも珍しくなく、ケニアにも「ピラウ」(ピラフ)などの料理があります。
ランチはビュッフェ式が基本、ルワンダ料理
映画『ホテルルワンダ』や『ルワンダの涙』の舞台として知られるルワンダ。主食は「ウガリ」ですが、プランテーン(料理用バナナ)を蒸してつぶした「マトケ」も好んで食べられています。ベルギーの植民地時代にヨーロッパ料理も伝わり、ベルギー名物フリッツ(フライドポテト)はルワンダでも人気。首都キガリには多くのレストランがありますが、ビュッフェスタイルの店が多いのが特徴です。
クセになるピーナッツ風味、ガーナ料理
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ピーナッツはガーナだけでなく西アフリカの広範囲で料理に使われる。写真は代表的なセネガルの家庭料理「マフェ」(ピーナッツとトマトのシチュー) |
日本ではチョコレートの名産地として知られるガーナ。この国の主食はプランテーン(料理用バナナ)とキャッサバの粉などをたたきつぶした「フフ」と呼ばれるもので、スープなどをかけていただきます。料理にはピーナッツがよく使われ、唐辛子とピーナッツで味付けした肉や魚の煮込み、「ンカティエ・ンクワィン」は代表的な一品。首都アクラには中華やイタリアンなど各国料理を出すレストランもそろっています。