アジアのビール
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シンガポールのタイガービール |
アジアにビールが伝わったのは19世紀ごろのこと。アジアのビールは基本的にそのほとんどがラガータイプです。ここでは代表的な各国の銘柄をご紹介しましょう。
人口の多い中国はいまや世界一のビール消費国。有名なのは「青島」や「雪花」など。韓国でも辛い料理にビールは欠かせません。「OBビール」や「ハイトビール」がポピュラーです。ほかに、タイの「シンハー」「チャーン」、ベトナムの「333」(バーバーバー)、シンガポールの「タイガー」、インドネシアの「ビンタン」などがあります。タイやベトナムではビールに氷を入れて飲むことも珍しくありませんが、氷が原因でお腹をこわす人も多いのでご注意を。
オセアニアのビール
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タヒチのヒナノビール |
オセアニアでも一般的に愛飲されているのはラガーですが、イギリスからの移民も多いため、エールも比較的多く造られています。オーストラリアでは各地で有名な地ビールが多く生まれており、代表的なものはビクトリア州の「VB」(ビクトリアビター)、ニューサウスウェールズ州の「トゥーイーズ」、クイーンズランド州の「XXXX」(フォーエックス)など。また、ニュージーランドの人々もビール好きで知られ、ラガー・エール共に人気です。また、タヒチやフィジーのような南太平洋の島々にもその土地ならではのビールがあります。
アフリカのビール
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ジンバブエのビール「ライオン」 |
アフリカのビールはピルスナーが中心です。ラベルがキュートなものも多く、たとえばケニアの「タスカー」にはゾウが描かれていますし、ジンバブエの「ライオン」は名前の通りライオンのイラスト入り。ガーナの「クラブ」、ナイジェリアの「スター」は色づかいがポップです。ぜひ味と一緒にラベルも楽しんでみてください。