朝7時頃、ホテルに迎えに来たバスに乗り、約3時間ほど車窓の景色を眺め、居眠りし(途中トイレ休憩もしっかり組み込まれています。)気づけばナポリ。「写真撮影をどうぞ」とバスを降りれば、そこには、 「ナポリを見て死ね」と言われる景色が眼下に広がっていました。カプリ島、ソレント半島まで見渡す丘の上にあるポジリポの丘。ナポリきっての高級住宅街です。そこからバスに再び乗車し、卵城、サンタルチア、アンジュー家の要塞、王宮、ガレリア、と主要観光スポットを巡り(ただし、バスから下車はできません)サファリパーク風に街を行きかう ナポレターノたちを窓越しに眺め「ふ~ん、これがナポリか~」とナポリの街の様子がわかったところで、 一路ポンペイへ向かいます。
途中、トッレ・デル・グレコという世界に誇るカメオの産地で工房兼ショップを通ります。まあ、 ツアーにお土産屋さんは付き物、とご理解いただきのぞいて見てください。 紀元前4世紀からこの地に伝わるカメオの技術。一見の価値はあります。
ポンペイの町に着いたら、まずはランチ。日本語メニューも用意されたトラットリアで、 南イタリアらしい料理をいただきます。
そして、いよいよ午後からポンペイ遺跡見学。ポンペイは、79年8月24日にベスビオ火山の噴火により、 一瞬にして灰の中に埋まってしまった遺跡。1748年頃から発掘作業が始まり、今もなお作業は続けられて いますが、まだ全体の30%が手付かずだとか。 発掘に200年以上もかかるのは巨大だからか、イタリアだからか、 わかりませんが、数百年間も灰に守られていたポンペイ遺跡は保存状態がよく歴史資料の宝庫。
居酒屋として使われていた家屋にカウンター(バー?)がそのまま残り、 大きな民家の玄関先に「猛犬注意」のモザイク画、路地には馬車の轍跡。 有名な「売春宿の跡」には、言葉が通じなくてもオーダーできるサンプル画が色彩も鮮やかに 残されています。そして、一瞬の噴火により埋まってしまった人々の苦しむ様子がわかる 石膏型も!
遺跡好きでなくとも、非常に興味深い。2000年以上の時を越え、当時の生活を垣間見ることができるのは、 貴重な体験です。
特に、日本語ガイド付きで回るというのが本当に便利。ガイドブックを見ながらウロウロ迷う こともなく、解説付きで見所を集中的に歩き、見学に集中できるのでより印象深くなるな、といった感想です。
66ヘクタールあるポンペイ遺跡を無駄なく2時間ダイジェストで回る、というワザはツアーならでは。 歩きつかれた後は、バスで一路ホテルへ。渋滞の状況によっても変わりますが、21時から22時ごろローマに 到着します。 ローマでフリータイムをどうしよう、という方、特に手配が面倒くさい!という方、ご検討くださいませ。
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