材料(4~6人前)
肉質が固く、煮込みに向く牛肉の塊 今回はブリスケ(800g) ※たこ糸も。※もちろん、切り分けた肉でもOKですが、細かい切り身はいただけません。
香味野菜 (この分の野菜は煮ているうちに溶けてしまいます)
ニンジン1本、セロリ4分の1、玉ねぎ1個、ニンニク1かけ、月桂樹の葉2~3枚、黒胡椒(粒)10粒程度、トマト(大)1個 ※私は好みでタカノ爪を入れます。
市販のデミグラスソース300gくらいの缶2個。
赤ワインをグラス1~2杯、辛口のウスターソースやトマトケチャップ適宜。
塩・胡椒も適宜。
付け合せ用の野菜適宜。(ニンジンやマッシュルームは最後に少し煮こみ、インゲンは茹でたものをあわせます)
※ジャガイモを煮ると、ソースがもたつくので、私はジャガイモを一緒に煮ません。
いずれにしても、そう厳密なものはないです。目指すは辛口のビーフシチューです。
特に塩気は最後に決めるくらいで、あまり最初にたくさんの塩を入れないことです。
シチューに取り掛かります
縛られた神戸ビーフ。迫力があります。 |
フライパンに牛脂を入れて中火で加熱し、脂を溶かします。
脂が溶けたら、火を強火にして、肉にしっかりと焼き目をつけます。
焼け目がついたら、煮こみの鍋に移します。残った脂で香味野菜の玉ねぎ・ニンジン・セロリ、ニンニクを炒めて、肉を入れた鍋に移します。
香味野菜とじっくりと煮込みます。 |
最初にたくさん出てくる灰汁を一通り取ったら、火を弱め、弱火でコトコト煮ます。
2時間ほどで、いい具合になります。 |
※ここまでを初日にして、以降を2日目でも良いです。
冷めた鍋を再び中火にかけ、沸騰寸前まで温めます。また、灰汁がでますので、取ります。ここで、缶詰のデミグラスソースを入れ、火は弱火にします。
※ デミグラスソースを入れると焦げやすくなるので、火加減は弱い方が無難です。
※ 缶詰の中に残ったソースを洗う要領で、水を追加します。
このまま、時々かき混ぜて1時間くらい煮て、味をチェックします。酸味が欲しければ、ケチャップ少々、辛味が欲しければ、辛口のウスターソースを入れます。
塩気もこの時点を9分程度決めます。※もう少し塩が欲しいくらいにしておくこと。
マッシュルームや追加のニンジンを入れます。 |
基本的に焦がさないで煮込めば、必ず味が凝縮して美味になります。
なお、最後の塩気のチェックは、少量のご飯にソースをかけて食べると良くわかります。ソースだけで味見をすると、作り慣れていないと、どうしても塩が薄めになります。
一晩置けば、なお濃厚です。肉にも野菜にも味が沁みます。お好みで太めのパスタもあいます。もちろん、ご飯にかけても美味です。
最後にもう1点
迫力の出来上がり。 |
辛口のハヤシライスにしゃきしゃきの玉ねぎ、これがまた良いです。
大きなお皿に肉と野菜を豪快に盛り、自身で取り分けるのが粋です。ワインは早めに抜栓しておいて、客が席に着いたら、直ぐに始めましょう。
柔らかに煮込まれた、とび色の肉塊に歓声があがること間違いなしです。
4~6人楽しんでも、シチューの材料費は7000円程度。遊びと思えば安いものです。
【お取り寄せ情報】
神戸元町辰屋
※ブリスケはネットでは紹介されていませんが、問い合わせれば、取り寄せできます。
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