みんなの投稿レシピ/産直品・お取り寄せレシピ関連情報

体長30センチ超 尻太蝦蛄に挑む

その殻の模様から、別名はトラ蝦蛄(しゃこ)。一般の蝦蛄の10倍ほどの巨躯。これだけ大きいと蝦蛄の概念が変わります。蒸し、揚げ、焼き、様々な調理法でいけます。今回は、パスタで!

執筆者:萩原 章史

蝦蛄(しゃこ)
濃厚な尻太蝦蛄のうまみを吸い込んだ、太めのパスタは超美味!

超巨大蝦蛄(シャコ)の正体!

蝦蛄(しゃこ)
普通の包丁が小さく見えます
日本での学名は尻太蝦蛄(シリブトシャコ)。普通のシャコは大きくても体長15センチですが、この尻太蝦蛄の体長は、何と30センチを優に超えます。今回の横綱クラスは33センチ(重さは650g)でした。当然、幅も2倍以上、厚さも2倍以上です。
ということは、33センチ÷15センチ=2.2。
大きさという意味では、2.2の3乗ですから、そのサイズは10倍を超えます。

今回の尻太蝦蛄はフィリピン産です。国内でも相模湾以南の水深250~300メートルに生息しているようですが、あまり数は獲れません。

先ずは蒸します

蝦蛄(しゃこ)
大きな鍋に横たわる、蒸しあがった尻太蝦蛄
台湾や香港では油で揚げたり、炒めたりして食べますが、今回は蒸してみました。
茹でではなく、蒸した理由は、蒸した時の蝦蛄の汁を、他の料理に利用する為です。
今回は蝦蛄の濃厚な脂とうまみを生かして、太いパスタです。

大きなお鍋がないと蒸せません。横たわる姿は蝦蛄というよりも、未知な生物です。

蝦蛄(しゃこ)
直径30センチの皿からはみ出す超ど級!
15分ほど蒸し、熱々のうちに殻をむきます。冷凍の為、殻がむきにくいですが、さすがにサイズが大きいので、多少は殻に身がついても、食べる部分は巨大です。
ここで注意です。
殻をむくときに汁が出ますが、濃厚な出汁なので、パスタのソースの味付け用に、捨てないで器にとっておきます。

蝦蛄(しゃこ)
フォークの幅より大きな蝦蛄の内子!
今回の尻太蝦蛄はメスで内子を持っていました。その子の巨大なこと。驚異の子持ち蝦蛄です。イメージ的には子の太さが、普通の蝦蛄の全体の太さです。

尻太蝦蛄はあまりに大きいので、ぶつ切りで食べました。真ん中に子が入り、非常に濃厚です。3切れも食べたら、かなりの満足感です。味はもちろん、蝦蛄です。


次ページで、濃厚なうまみの蝦蛄のパスタを堪能します>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます